阿賀町議会 > 2022-09-06 >
09月06日-01号

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  1. 阿賀町議会 2022-09-06
    09月06日-01号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    令和 4年  9月 定例会          令和4年阿賀町議会9月定例会議会議録議事日程(第1号)                     令和4年9月6日(火)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の行政報告日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石田守家君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        明間 聡君 代表監査委員     渡部政勝君   教育長        遠藤 佐君 会計管理者      石川憲明君   総務課長       野村秀樹君 町民生活課長     阿部有一君   こども・健康推進課長 清野直子君 福祉介護課長     宮澤由佐子君  農林課長       波田野 篤君 まちづくり観光課長  五十嵐伸二君  建設課長       若狹孝之君 消防長        伊藤 忍君   消防本部次長     長谷川秀一君 消防本部警防課長   波田野善弥君  学校教育課長     清野郁男君 社会教育課長     澤野直也君   農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         上田宏幸 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は12名、全員であります。 これから令和4年阿賀町議会9月定例会議を開会します。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため、求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、7番、長谷川良子君及び8番、入倉政盛君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 6月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書がそれぞれ議長の手元に提出されております。 議会運営委員会の1件の報告内容につきましては、本9月定例会議での議会運営であり、本日開会前の議員打合せ会においてその内容を報告してありますので、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 それでは、初めに総文社厚常任委員長から報告を願います。 10番、五十嵐隆朗君。     〔総文社厚常任委員長 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長(五十嵐隆朗君) それでは、おはようございます。 総文社厚常任委員会所管事務調査についてご報告を申し上げます。 調査期日です。7月22日。 調査事項。 国指定重要文化財の現状について。 五十嵐家住宅(主屋・上手蔵・下手蔵)。 イ、護徳寺観音堂。 出席者、説明員は記載のとおりであります。 概要。 社会教育課より、実川区及び中村区の現地において現状の説明を受ける。 所見。 五十嵐邸は、築260年が経過しているが、当町の厳しい自然環境の中であっても保存状態はよい。所在地域は会津裏街道として多くの文化人の往来があり、多数の文人墨客も訪れていたと聞いた。 護徳寺観音堂は中村区にあり、真言宗豊山派の寺である。本尊は聖観世音菩薩を安置して秘仏となっている。保存修理工事も、平成7年度に屋根葺替を実施している。 両建物は非常に貴重な建築物である。さらに、町にはほかにも多くの文化財、指定された建築物があり、これらも含め維持管理が大変であると説明を受けた。 最近では、テレビや新聞において五十島地区の持倉鉱山跡地も話題となっており、委員の中には、当町では国・県の文化財が数多く残っている。観光資源としてうまく利活用すべきであるとの意見もあった。町観光協会等も含め、文化財をうまく活用してほしいと強い希望があったことを付け加えておく。 なお、参考として阿賀町文化財の一部を次のとおり記載しておりますので、見ていただきたいと思います。 なお、ご存じのように五十嵐家住宅は、この我々の視察1週間後、大雨による裏山の土砂崩れにより主屋が被災された。全景を見られたのは私たち委員会と担当課の皆さんが最後のようであります。残念でたまりません。 関係者の皆さんに、実川万治峠にある句碑から小川芋銭の句ですが、「わするなよ万治峠のほととぎす」。壊れても忘れるなよと言っているような気がしてなりませんでした。 以上、総文社厚常任委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長から報告を願います。 9番、斎藤栄君。     〔産業建設常任委員長 斎藤 栄君登壇〕 ◆産業建設常任委員長(斎藤栄君) 皆さん、おはようございます。 産業建設常任委員会から所管事務調査のご報告をいたします。 調査期日、令和4年7月15日金曜日。 場所については、現地調査ということであります。 調査事項につきましては、1つに、そば乾燥調整・製粉施設の確認。それから、2つ目に町道平堀下広沢線改良工事、3つ目に、中ノ沢渓谷森林公園と森林科学館。それから、4つ目に天満地区の大型おり設置状況について、4点でございます。 出席者、説明員については記載のとおりでございます。 調査の概要でございますが、1つ、奥阿賀そば乾燥調整施設整備事業、受託者が財団法人上川農業振興公社ということであります。 令和元年度に奥阿賀そば振興協議会を設立し、そばの生産拡大と地域振興に取り組んでいるということで、町内のそば提供店での消費拡大と生産者の所得向上を目的とし、そばの乾燥調整・製粉施設を整備し、本事業の業務運営を財団法人上川農業振興公社へ委託することにより、同公社の収入改善も図るということでありました。 2つ目に、町道平堀下広沢線改良工事。 全体工区延長1,700メートルのうち、平堀工区は1,000メートルを平成25年から令和3年までに750メートルを完了し、残す250メートルについては令和5年度の完工を目指しているとのことで、地域内の狭窄道路を解消し、交通の安全確保を図るということでありました。 3つ目に、中ノ沢渓谷森林公園と森林科学館について現地調査へ行ってまいりました。 新潟県森林保健休養学習施設条例「五頭県民の森」として、昭和60年度に設置されましたものです。町は県からの管理委託契約を受託し、うち中ノ沢渓谷森林公園を公園管理組合に、森林科学館をNPO法人お山の森の木学校に再委託しております。新型コロナウイルス感染症の影響により利用者は減っていたが、密を避けて楽しめるというアウトドア志向によって、令和4年度は前年度より利用者は伸びているという説明がありました。 4つ目に、天満地区の大型おり、これは猿の捕獲おりの設置状況について現地視察してまいりました。 設置場所は耕作地から離れているが、林道沿いの非耕作地に設置してある。鹿瀬地区と花立、野村、天満地区においては、被害を起こしている群れの捕獲をするために設置したと説明がありました。昨年までは、同地区はイノシシによる被害も多く発生しているということでした。 まとめ。 奥阿賀そば乾燥調整施設整備事業については、財団法人上川農業振興公社が米からそばへの転作により農作業の労力集中を分散化し、生産収益の安定化を図ることは、現状打破の一助として理解する。 一方、同公社は、通年マンパワー不足を抱えており、繁忙期の作業計画には不安を感じる。町の指導及び生産協議会と生産者との協力体制の構築が望まれる。 町のそば屋(提供事業者)への全量供給を計画しているが、栽培マニュアルが確立していないのは不安である。初年度から供給量が不足することにより信用をなくし、事業の推進に影響ないよう注視する必要がある。また、町提供事業者のみの栽培計画だけでは、不作や天候災害等の影響を考慮し、栽培面積や生産者の計画の再考を要望する。 2、町道平堀下広沢線改良工事について。 本年度施工区に県の管理する消雪井戸ポンプ操作盤電柱があるが、移設を行わず狭小部として残るとの説明があった。この箇所については、車両のスムーズな擦れ違いができないため、確実な安全対策を講ずるよう要望する。また、本年度施工区は、脇の用水路と道路敷の高低差が大きいため、落下防止柵の強度には十分な配慮をお願いしたい。 前年度施工区内に、本年度においてガードレール設置予定の箇所があるが、調査日時点では未施工であった。安全対策上、早期の完工を望む。 3つ目、中ノ沢渓谷森林公園・森林科学館。 県の管理委託条例により町が受託しているが、実際は民間に再委託されている。設置から37年経過しており、施設も老朽化している。公園宿泊棟については利用も少なく、森林科学館についてもバス等で乗り入れることもできないことから、利用者は年々減少していると説明を受けた。現状の利用から施設の在り方を県と協議し、方向性を調整してもよい時期ではないかと思われる。 キャンプ場は、他課が所管するものを含めて多く存在する。町として庁内横断的に財政面を含めた在り方を再検討すべき時期にある。早急な議論をお願いしたい。 4つ目、天満地区大型おり設置状況。 設置地は、猿の出没頻度から有効な設置場所と考える。猿は、耕作物を略取したときは現地から離れ、人目から逃れて食べる習性がある。猿がおりの中で餌を食べられるような工夫が必要である。おり等をカモフラージュするなど、おりの中から外が見えないようにするなどの試行が必要ではないか。 首輪の電池消耗が2年程度であり、捕捉群が拡大して首輪交換がスムーズに展開できていない。電池の長寿命化について、メーカーへの開発要請が必要と考える。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広聴常任委員長から報告を願います。 6番、長谷川眞君。     〔広報広聴常任委員長 長谷川 眞君登壇〕
    ◆広報広聴常任委員長(長谷川眞君) それでは、広報広聴常任委員会所管事務調査についてご報告いたします。 まず、議会だより第69号の編集作業ですが、7月6日から1週間置きに7月27日まで、それぞれ表の編集内容に沿って編集作業を行いました。出席委員も表のとおりでございます。 それで、(2)区長配布日、令和4年8月4日木曜日。 この作業につきまして、まとめとして、今までの編集作業に比べて各個人の原稿提出が早まったため、配布日が議会のあった翌々月半ばであった配布日が、8月4日というように翌々月の月初めに半月ほど早めることができました。発行まで特に問題もなくできたため、今後もこの配布サイクルにより進めていきたいと思います。 今回の69号には、議会だよりモニターから一般質問記事への意見を募集しました。その中で気になったものが次の事項であります。 ア、GIGAスクールやICT教育など意味の分からない言葉の使用をしない。イ、専門用語を分かりやすく説明してほしい。ウ、見出しは一見して内容が分かるように。そのほうが注目度が上がる。エ、記事の内容と写真がマッチしていないものがある。写真を多くして見やすくしてほしい。オ、難しいことを分かりやすく質問する工夫が必要。これらの意見を参考に、議員各位は自らの一般質問原稿を編集してほしい。 広報広聴常任委員会も、これらの意見を踏まえて編集していきます。 次に、8月19日に阿賀町議会基本条例の意見集約ということで、広報広聴常任委員会を開きました。出席委員は記載のとおりです。 まとめとしまして、阿賀町議会基本条例第27条に定める見直し手続は、これは4年ごとの選挙が終わってから議会基本条例を見直す作業をしなければいけないと条例にうたってあるわけですが、この意味合いというのは、新人議員も多く入るわけですから、阿賀町の議会基本条例の精神なり、活動原則の基本条例等を議員に再度徹底する、新規に教え込むという意図があるものと考えました。 そこで、まとめとして、議員一人一人が本条例に定める議会及び議員の活動原則等の基本事項を理解し、考え、行動していることを前提に見直しをしなければならないとしている。要するに議員は、この基本条例を自分の憲法といいますか、考え、行動の基本事項として捉えて活動しなければいけない。 現段階では、議員個々が条文に沿った行動をし、議会全体において条例の精神を全うすることが大切であり、条文の新設及び改廃は、これらを再度意識し、活動した後に検証すると総文社厚常任委員会では、この阿賀町議会基本条例の意味づけをそのように位置づけました。 基本条例については以上ですが、そのほかに、次に行政視察報告について。 行政視察期日は、令和4年7月21日、午前10時から午前11時30分まで。 視察先、研修先は、新潟県出雲崎町議会。 3、調査事項及び調査の概要。 (1)議会サロン及び出前議会等の広報広聴活動について。 (2)議会中継のインターネット配信について。 (3)その他(タブレット端末の使用等)。 (4)出席者、広報広聴常任委員会の委員は全員参加しました。このほかに、同時に議会運営委員会のメンバーも参加しております。 (2)議会事務局からは局長と上田書記が参加いたしました。 出雲崎町議会の説明員は、議長の三輪正さんと総務文教常任委員会の委員長の高桑佳子議員、出雲崎町議会の議員の仙海直樹さん、出雲崎町議会の事務局長の権頭昇さんでございました。 研修内容としては、出前議会及び議会サロンについて。出前議会は、当町議会における地域と語る会と同様の催しと感じました。議会サロンは、平成21年より年間4回の計画によりスタートし、議会報告会とともに議員からの意見要望を受けてきたが、若年層の参加がなくマンネリ化もしてきた。現在は、新型コロナウイルスの感染症の影響もあり、規模を縮小してはいるが、議員と町民の交流の場として毎月開催している。開催日には町民が集まりやすい施設に議員が2名、一日常駐しており、参加者はゼロから9名であると伺った。 (2)の議会中継のインターネット配信について。事前準備もあったと思うが、意思決定から導入までのスケジュールが半年間ということに驚きました。そんなに早く入れられたのかなという感じを持ちました。 本会議は生中継による配信とし、委員会は録画配信としていた。不適切発言には十分配慮しており、研修についても県町村議会議長会の五十君事務局長代行を講師として2回行っております。現在まで不適切発言による問題は発生していないとのことでした。 導入経費は、初期の資材調達で183万円でありました。映像は、スマートフォンやパソコンにより視聴できるほか、支所や公共施設の視聴もできるように整備されていました。 3、タブレット端末の導入。 (2)のインターネット配信導入と同時に、議員用のタブレット端末も導入していた。議員10名分と事務局分の計11台を導入し、初期経費は143万円であり、ランニングコストは年間8万2,500円とのことでした。 リモート会議や連絡文書の送付はできるが、議案や委員会資料の共有化(ペーパーレス化)は、導入ソフトの、SideBooksというソフトがあるんですけれども、これが高額のために使用していません。 総括及び今後への展望としまして、本視察研修の感想を端的に言うと、出雲崎町議会の前向きな姿勢がすばらしいに尽きる。 また、令和4年8月19日に開催した当委員会において、出前議会及び議会サロンは、新型コロナウイルスによる感染症の影響がある中でも、町民とのコミュニケーションを最大限図る方法として有効であるとし、今後取り組んでいく必要がある。なお、地域と語る会との違いも確認すべきとの意見もありました。 議会のインターネット配信及び議員のタブレット端末使用についても、DXの推進として今後は避けられない事項である。これらについても、当委員会において、総務課長及び株式会社カシックス社員からの導入費用やソフトの仕様等を聴取し検討した結果、令和5年度当初予算に必要経費の計上を要望することといたしました。タブレット端末議会運営委員会の所管であるため、前向きに検討するよう議会運営委員長のほうにお願いしたいと思います。 以上、広報広聴常任委員会所管事務調査の報告を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対しての質疑を許します。 質疑はありませんか。 先ほど、基本条例の報告のときに「総文社厚常任委員会」という広報委員長から発言があったんですが、調査は「広報広聴常任委員会」ですので、その分に関しては議長職権で訂正させていただきますので、よろしくお願いいたします。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、議会運営委員長から報告を願います。 5番、宮澤直子君。     〔議会運営委員長 宮澤直子君登壇〕 ◆議会運営委員長(宮澤直子君) 皆さん、おはようございます。 議会運営委員会から、1点目、所管事務調査について。 所管事務調査については、本日、議会控室において終了いたしましたので、文面をもって省略させていただきます。 2点目、行政視察報告書。 行政視察を下記のとおり実施いたしましたので、結果について報告いたします。 こちらの報告については、今ほど広報広聴常任委員長から報告がありましたが、広報広聴常任委員会と合同の視察ということで行いました。 期日については、4年4月21日木曜日。 視察先、新潟県出雲崎町。 3、調査内容については、(1)タブレット端末の導入について、(2)議会中継のインターネット配信について、(3)出前議会・議会サロンについて。 出席者、説明員については記載のとおりでございます。 6、議会運営委員会の実施。 1、出雲崎町議会への行政視察の結果について、8月26日金曜日に当委員会を開催し、意見集約を行い、今後の方向性について検討しました。 ア、タブレット端末については、株式会社カシックスにより出雲崎町議会と同モデルを導入した場合の見積り及び使用方法の説明を受け、質疑を行いました。 イ、議会インターネット中継並びに出前議会、出前サロンについては、広報広聴常任委員長から同委員会における取りまとめ結果の報告を受けました。 7、まとめ。 (1)タブレット端末導入。ア、当町においてもDXが推進されている中、議会活動のDX化も必要であるため、今後積極的に進めていくと意見がまとまりました。 イ、具体的な導入理由としては、通知文書等の送付及び保存を電子化することにより、事務軽減やペーパーレス化を図り、SDGsの達成に貢献することができると考えました。また、今後はオンライン会議も検討する必要があり、導入によりオンライン会議開催も可能であると考えます。 ウ、導入システムについては、操作に慣れるためメール送受信、スケジュール管理及び簡易な文書管理が可能なグループウエアシステムとしたい。また、操作技術の習得には個人差もあるため、数回の研修を行いたい。 エ、議案、予算書及び決算書のペーパーレス化に向け、文書共有システムの導入も検討した。導入経費やランニングコストの予算化、また、導入時期については全庁にわたる調整も必要であるため、今後、総務課と協議を続け検討を進めていきます。 オ、以上について、9月13日開催の全員協議会兼議会改革推進会議において全議員に諮り、議会として方針を決定したいと思います。 (2)議会のインターネット配信及び出前議会、議会サロンについて。 上記(1)オ同様に、広報広聴委員会からの報告を受け方針を決定していきたいと思います。 以上で議会運営委員会からの報告としたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 質問じゃないんですけれども、委員長から訂正してお願いしたいんですけれども、出席者の中に私が含まれていますが、7月21日は、私、手術の説明で欠席しておりますので、すみませんが、その辺を訂正していただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆議会運営委員長(宮澤直子君) 失礼しました。 21日の視察については、斎藤栄議員は欠席しております。26日の議会運営委員会のほうには出席して、同様に報告、協議には加わっておりますので、そのように訂正させていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 以上で議会運営委員会の報告はこれで終わります。 次に、新潟県後期高齢者医療広域連合議会について、組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りしました報告書をもって報告に代えます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書が提出されております。朗読は省略します。 次に、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、令和3年度教育に関する事務の管理及び執行の点検及び評価報告書が教育長から提出されております。朗読は省略します。 以上で議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第3、町長の行政報告を行います。 神田町長から行政報告の申出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。 それでは、令和4年阿賀町議会9月定例会議に当たりまして、貴重な時間をいただきまして、6月定例会議以降の行政報告と、提案をさせていただいております議案等についてご説明を申し上げ、議員各位並びに町民皆様のご理解とご協力をお願い申し上げるものでございます。 初めに、8月3日からの大雨による災害の関連でございます。 まず、今回の大雨の災害では、村上市並びに関川村を中心とした県北地域で大きな被害が発生をいたしました。まずもって、この災害で被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに、被災者支援、復旧復興に尽力されている村上市長さん、関川村長さんをはじめ、被災地域の首長さん、職員の皆様に深く敬意を表するところでございます。 被災された自治体への支援につきましては、家屋調査、罹災証明発行、避難所運営業務などの支援を行うために県主導でチームにいがたが組織をされ、阿賀町からも延べ80名の職員を派遣しましたほか、これに先駆け、町独自の支援といたしまして保健師2名を村上市に派遣し、高齢者世帯の戸別訪問を行うなどの支援に当たりました。改めて被災された皆様の一日も早い生活の復旧と行政の正常化を心からお祈りを申し上げるものでございます。 阿賀町における今回の大雨でございますが、鹿瀬地域の上平観測所で累計547ミリの降雨が観測されるなど、記録的な豪雨となりました。 一方で、その被害状況でありますが、床下浸水1件のほか町道関係で55件、河川3件、農地10か所、農業用施設66か所、林道施設関係48か所、文化財1件の被害が発生いたしましたが、幸いにも人的な被害はございませんでした。これは、降雨の激しかった地域において住民の皆様が、平成23年、令和元年の水害など、これまでの経験を踏まえ、降雨や河川の増水の状況などから自ら身を守る行動を適切に取っていただいたことが、人的被害の発生を防ぐことにつながったものと考えております。 鹿瀬地域実川の国指定文化財、五十嵐家住宅が土砂崩れに巻き込まれ大きな被害を受けましたが、去る8月30日に文化庁や県の所管機関による現地調査を早速行っていただき、調査官からは、復旧は可能とする所見をいただいたところであります。今後、文化庁をはじめ、関係機関と連絡を図り、復旧に向けた取組を進めてまいります。 また、特に雨量の多かった実川や裏川、荒沢の奥につながる道路につきまして、崩れている箇所が無数にあり、状況把握すら難しい状況でもありましたが、現在、阿賀野川河川事務所及び県津川地区振興事務所の積極的なご指導、ご協力により、災害箇所の把握及び今後の復旧方法等を協議しているところであります。あわせて、下越森林管理署、東北電力等とも調整の上、各事業者所有施設の被災状況の把握、復旧も視野に入れ、早急に方針を決めるべく協議を行っております。 次に、JR磐越西線の喜多方駅約1キロメートル手前、濁川橋梁の倒壊についてであります。 磐越西線は、当町をはじめとする近隣市町の利便のみならず、日本海側と太平洋側を結ぶ路線であることから、東日本大震災では磐越西線経由で被災地に必要物資の輸送を行うなど、災害時にも重要な役割を担う路線であります。私としましても、この重要性を強く認識しているところであり、8月10日にはJR東日本新潟支社長及び国土交通省北陸信越運輸局長に対して、また8月26日には新潟県知事に対して阿賀町議会斎藤議長様、澤野県議会議員様、近隣市町長とともに早期復旧の要望を行ったところであります。 今後は、さらに福島県側の喜多方市、西会津町さん等とも連携し、通常の運行を目指して要望を続けてまいります。 なお、被災いたしました道路等の復旧につきまして、今定例会議において専決処分及び補正予算のご審議をいただくこととしており、また、会期中には被害状況のご説明をさせていただきたくお願いを申し上げるところでございます。 次に、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。 全国的に新型コロナウイルスが蔓延している状況が続いており、いわゆる第7波と言われる期間に入ってからは、当町でも感染者が急増の傾向にあり、7月15日以降の感染者数は9月4日現在で296名となっております。なお、昨日からわかば保育園で、特に5歳児を中心に発熱、陽性者が、現在園児6人、職員1名と発生しているところでございまして、5歳児のクラスを休園措置としているところでもございます。 町といたしましては、これまで同様、食料支援をはじめとして、感染された方や濃厚接触となった方のフォローに努めるとともに、重ねて感染防止対策の徹底を周知してまいります。 一方で感染者の把握方法など国の方針にも動きが見られますことから、今後も最新情報の収集に努め、町民の皆様が不安なく過ごすことができるよう、引き続き対応してまいります。 次に、コロナのワクチン接種であります。 第4回目のワクチン接種につきましては、5月の下旬より個別接種を開始し、集団接種は7月9日からやまぶきの里で行っているところであります。この集団接種は9月11日で終了し、その後は医療機関における個別接種を受けていただくということにしております。 なお、直近の状況でございますが、4回目の接種率は60歳以上の約72%でございまして、この後も568名の方が接種を予定しているというところでございます。 また、オミクロン株対応ワクチンの接種でありますが、接種間隔やワクチン供給などの詳しい情報はまだ公表されていない状況でありまして、国からの詳しい内容が分かり次第、町民の皆様、医療機関等にご協力をお願いし、安心・安全に接種していただけるよう体制を整えるとともに、丁寧な周知に努めてまいります。 次に、水稲の生育状況であります。 今年は田植えから活着まで時季外れの好天に恵まれたことや、8月の大雨など例年になく異例の気象状況でありましたが、穂の数はやや少ないものの新潟県内の作況指数の予測は100であり、平年並みの生産量が確保される見込みであります。 また、ロシアのウクライナ侵略などによる影響で肥料等の価格が高騰しておりますが、この状況に対する農業者支援策といたしまして、今定例会議に補正予算として農業肥料等高騰対策特別給付金を計上させていただいているところでもございます。 次に、有害鳥獣対策であります。 熊の出没件数は本年8月末日現在で43件と、昨年同時期の45件とほぼ同数で平年並みに推移をしております。一方、報道等にもございますが、磐越自動車道上り線の阿賀野川サービスエリア周辺で熊の目撃が相次いでいるところでございます。サービスエリア内のクルミの木を目当てに出没していると見られますことから、サービスエリアを管理する東日本高速道路新潟支社にクルミの木の伐採をお願いし、先月30日に対応いただいたところでもあります。 熊に関しましては、まさしくこれからがシーズンとなりますので、今後もテレビ電話などにより町民の皆様に注意を呼びかけるなど事故防止の広報を行うとともに、警察、関係機関と連携して警戒態勢を継続してまいります。 次に、ふるさと納税の状況であります。 返礼品の92%は米であります。納税額の多い年は返礼の米がなくなりますことから、これまで1年ごとに増減を繰り返してきているところであります。今年度は減少に転じるおそれのある年でありますが、その対策といたしまして早期に令和4年産米の新米予約へ切り替えた取組を行っておりますが、ある意味でこれか功を奏しまして、8月末現在では前年の7,926万円を上回る8,610万円の寄附額となっております。 次に、緊急経済対策の進捗状況でございます。 商工会員への助成事業、経営持続支援補助金につきましては、対象となる会員371事業者に対し、8月末日現在、354事業者への給付が完了し、給付率は95.4%でございます。 あがまちのお店応援事業につきましては、10月31日を使用期限とし、7月25日に全世帯4,408世帯へクーポン券を郵送したところでありますが、8月末現在1万3,428枚、671万4,000円が換金されておりまして、25.4%の使用率となっております。 なお、プレミアム飲食券発行事業につきましては、使用期限を11月1日から来年1月31日までとし、10月に販売を開始する方向で町商工会振興協議会と調整しているところであります。 次に、町独自の町民1人当たり1万円の特別定額給付金の進捗状況であります。 9月5日現在で1,150件、おおむね全世帯の25%程度の給付を完了しておりますが、今月末までには口座情報の確認が取れた世帯の給付を完了するように進めているところであります。 次に、特定地域づくり事業協同組合、いわゆる阿賀マッチワーク協同組合の状況であります。 昨年より設立に向けて協議を進めてきていたところでありますが、最終的には町内の7事業者により発足することとなり、8月4日に創立総会が開催をされました。今後は、法令に基づく許認可等の各種手続が行われ、順調に進みますと11月より派遣事業が可能となる見通しであります。 関係事業者の皆様には、主体的にこの事業を進めていただくことは必然でありますが、町といたしましても順調な経営に向けて積極的に支援してまいりたいと考えております。 次に、国道459号整備促進の活動についてご報告いたします。 現在の整備の進捗状況ですが、鹿瀬から日出谷間の文月トンネルの改良工事が完成し、ロックシェッドの延長工事も引き続き実施されているところであり、日出谷、豊実地域の生活路として安心・安全な道路が整備されてきていることを実感しているところでもあります。 大きな課題の一つは、新潟、福島県境の整備でありますので、去る5月27日に期成同盟会の会長であります遠藤喜多方市長さんと副会長の私の2人で国土交通省等に赴き、国土交通省道路局長などの関係官庁や新潟県及び福島県選出国会議員にも要望してきたところでありますが、8月30日には国土交通省北陸地方整備局長、新潟県土木部長、県津川地区振興事務所長に対しましても、阿賀町議会斎藤産業建設常任委員長さん、澤野県議会議員さん、西会津の町長さん、西会津の町議会議長さんとともに、県境の狭隘な箇所の抜本的な対策といたしまして、阿賀野川に新たな新しい橋を架けるという提案、要望をしてきたところでございます。 今後は、新潟県と福島県の連携、協議を一層進めていただき、沿線自治体が一体となって事業化に向けた要望活動を強化していきたいというふうに考えております。 次に、イベントの関係であります。 お盆期間中に奥阿賀かのせふるさとまつりで、鹿瀬、日出谷、豊実の3地区、また、それとは別に津川商工会主催で麒麟山公園を会場に、それぞれ花火の打ち上げが行われました。雨に当たった日もあったようでありますが、久しぶりの花火の打ち上げで、町民の皆様からはよかったとの声を聞いているところでもあります。 8月15日には二十歳のつどいを行いました。対象となります二十歳を迎えられた方69名中、町内外から36名の方から参加をいただき、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれておりました。3年ぶりにお盆期間中の開催としたわけでありますが、暑さはあるものの1月と違い雪の心配をすることもなく、やはり参加される方にとっては、この時期の開催のほうが参加しやすい状況なのではないかと感じたところでもあります。 次に、学校教育関係であります。 コロナ感染につきましては、夏休み直前の7月に、阿賀津川中学校で学級や部活内での感染事例があったことから、夏休みの開始時期を4日早める対応をいたしました。夏休み期間中は、主に家庭内感染の報告がありましたものの、重症化等の連絡はございませんでした。2学期が始まり、これから学校活動が本格化いたしますので、ほかの学校も含め、これまでと同様に感染症対策を徹底して感染拡大の防止に努めてまいりたいと考えております。 また、学校の設備等につきまして、先般、電子黒板の設置が完了いたしました。各学校へは普通学級及び特別支援学級に各1台ずつ合計37台設置したほか、8月24日、25日の2日間、先生方への電子黒板操作研修会を実施したところであります。 今後は、ICT支援員が各学校を巡回し、効果的な授業づくりについてアドバイスを行い、既に設置しましたタブレット端末も連携させ、デジタル教材と併せて個別最適で協働的な学びの向上を目指した授業を進め、児童・生徒の学びの質を高めてまいりたいというふうに考えております。 このほかにも、私としても諸問題、またいろんな課題に積極的に町の内外でこの期間も活動してきたところでありますが、町政懇談会を8回実施しておりますけれども、この際の質疑を含め概要については、広報あが10月号で全世帯にお知らせをしていきたいというふうに考えているところでございます。 本定例会議に上程しております議案等についてご説明を申し上げます。 上程させていただきました議案は、令和3年度各会計歳入歳出予算の認定1件、専決処分の報告1件、継続費及び財政比率等の報告3件、一般会計及び各会計補正予算の議案6件、土地改良事業の経費の賦課徴収についての議案1件、条例の一部改正の議案1件、合わせて13件でございます。 各議案等の概要につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明を申し上げますが、議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、令和4年阿賀町議会9月定例会議の行政報告並びに議案等のご説明といたします。 どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で町長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は11名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。--------------------------------------- △五十嵐隆朗君 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。     〔10番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆10番(五十嵐隆朗君) 10番、五十嵐であります。改めておはようございます。 初めに、このたびの豪雨災害に被害をお受けになりました皆さんには、お見舞い申し上げます。先ほど町長の行政報告にもありましたが、村上市、関川村に阿賀町からも多くの人がボランティア活動に参加したと聞きました。参加者には敬意を表する次第であります。 また現在、台風11号という大型の台風が近づいておりますので、これもまた心配なところであります。どこで起こるか分からない自然災害、十分気をつけていただきたいと思います。 さて、私が通告していました質問は、コロナ禍、第2次阿賀町総合計画後期基本計画の進捗状況であります。 平成27年度を初年度とした令和6年度を目標年次とする10か年計画の基本構想を作成した。基本計画は前期、後期各5年とし、実施計画は基本構想及び基本計画に基づく5か年計画として、PDCAサイクルの手法を取り入れた進行管理を行うとしてありました。 しかしながら、後期のスタートと同時に新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、職員などが感染予防対策の最前線についたため、計画業務の進捗に支障が来したのではないでしょうか。 総合計画は、自治体が策定する自治体の全ての基本になる行政運営の総合的な指針であるとしながら、平成23年3月に改正地方自治法において基本構想の策定義務が廃止されました。地方自治法により、つまりつくる、つくらないを含め、これからの総合計画に関する事項は自治体が独自に判断できる仕組みになっている。策定しなくてもよい、その意義は自治体に総合計画が不要となったという意味ではなく、地方自らがその権限と責任において独自の方向性を見いだしてほしいという捉えだと思います。 我々阿賀町議会は、当時、現在の斎藤議長や石田副議長、私たちを含めて新潟県初の議会基本条例を作成し、第14条に基本構想の策定及び議決事件の一つに、町長は町の将来あるべき姿を明らかにするための基本構想を作成しなければならないと定めた経緯があります。この条例は、長期的展望の観点に立ったまちづくりを進める必要から、町の基本構想とその計画及び町の行政運営上、重要かつ町民福祉の向上に密接に関係する計画を議決事件として定めることを規定しました。その意味でも、基本構想の進捗には執行部だけではなく議会も責任を感じ、注視しているところであります。 そこでお伺いします。 1、既に後期計画も残すところ2年半であります。これまでの半分以上がコロナ禍であったが、計画された業務の滞りはなかったのか。 2、社会経済情勢に大きな変化が見られるが、計画変更は考えられないか。審議会など相談はしているのか。 3、改めてアフターコロナを見据えて計画を見直し、再構築しては。再考するのであれば、将来、社会形成型まちづくり基本理念にのっとって進めていただきたい。画一的ではなく、何点かは神田町長の新しい視点を加えていただきたい。 以上、大きく3点について、町長の基本構想に関する考え方と今後の対応についてお伺いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、五十嵐議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思いますが、冒頭、自治法のこうした総合計画の基本構想の関係、また、阿賀町議会の議会基本条例の精神、私としてもこの辺は十分わきまえながらというようなところでいる予定でございます。 今、お話しいただきましたように、特に今現在の後期基本計画、5か年の計画にありましては、令和元年度末に策定をして、後期計画は令和2年度から6年度までというふうなところでございまして、まさにこの令和4年度はその中間年でありますので、ここにあっては私も当初から令和4年度、この前半に、まずは庁内においてこの取組の状況をそれぞれ各課が検証した中で、計画審議会にお諮りしながらご意見をいただいて、まさにPDCAサイクルを回していくようにというふうな指示をしてきたところでありますので、それを受けて8月2日に総合計画審議会を開催いたしまして、令和3年度末までに取り組んだ施策の進捗状況についてご説明をし、ご意見をいただき、いわゆる検証をいただいたところであります。 なお、この審議会からは、この9月下旬にその答申をいただくというふうな今予定としているところでございます。 総合計画の進行管理につきましては、施策の成果を見極めるための数値目標を設定いたしまして、その数値の動向により検証するというふうなところにもしているわけでありますが、今回の検証におきましては、数値目標135あります。このうち計測が可能な数値目標が122でございます。直近の数値を基に評価をいただいたところでありますが、全体の達成の状況でございますが、設定した目標を達成した項目が42、34.4%でございます。数値が向上している項目が34、27.9%、数値を維持した項目が15、12.3%、数値が悪化した項目31、25.4%でございます。審議会におきましては、約6割の項目で数値が向上しており、コロナ禍の影響を受けながらも進捗している印象があるというふうな意見もありましたが、また一方で、町民の生活の質が向上しているかを把握するなど、そうした検証が必要であるというご意見、数値目標だけでははかれない部分の検証も重要であるといったご意見がありましたが、まさに私としても、ここはもっともなご意見をいただいたものというふうに思っております。 逆に、達成状況が思わしくない施策につきまして、感染症の影響と結論づけるのは適切な検証にはならないというふうに私も考えておりますので、感染症の影響を排除したものと仮定して数値を測定し直すなど、視点を変えた評価の検討も必要であるというふうな意見もいただいたところでもございます。 数値が悪化した多くは、コロナ感染症による行動の制限、施設の利用制限を原因とするというふうなところはまさにそのとおりであります。例えば児童福祉施設や体育施設の利用者や観光の入り込み客など、人数を数値目標としている項目が主にそうした部分に該当しているというふうなところでございます。 これらの落ち込みにつきましては、町の経済、また日常生活に直結するものでありますので、町としては臨時交付金なども活用しながら可能な対策を取ってきたところではありますが、コロナ感染拡大の期間は、この期間中は私自身がまずワクチン接種をはじめとした感染予防対策を、町のある意味で最優先というふうな課題として取り組んできたところでもありますので、阿賀町のPR、それによる関係人口の拡大、またふるさと納税のアップなど、こうしたものにもつながる活動をよりしていきたいというふうにも私も思ってきたところでもありますが、私自身が思うように動けないというような歯がゆいような思いも経験をしてきたものでもございますが、一方で必ずやりたいというふうな、やらなきゃならないというような、ある意味で磐越道の4車線化など国の大きな予算を必要とするような事業、要望活動等にあっては、私はほかとは連携せず単独ででも緩めることなく活動してきたというふうなところでもありますので、そうした面から全体的な町の動きで大きな遅れにつながったというふうなところは多くないのではないかなというふうにも思っているところでございます。 計画を進めるというようなことは、私が長としての役割を果たして各課、職員、全員が目標に向かって進めるということでありますので、ワクチン接種にあっては、予期しない最優先業務となったところではありますが、この接種のスピードも接種率も子供さんから高齢者まで、県下トップクラスで進めてくることができました。7波に入ってからは、日々多くの方が感染をしている状況ではありますが、人口当たりの感染率は、阿賀町は県内で少ないほうから2番目でありますので、皆様に感謝を申し上げるところであります。 2つ目の計画変更でございますが、9月下旬に審議会の答申をいただく予定でございますが、その後、令和5年度、6年度に向けまして計画の内容、目標数値などの見直しを行っていきたいというふうに考えております。 このスケジュールでございますが、私が間もなく任期満了を迎えますので、次の町長の意向も反映させることができるタイミング、また、令和5年度予算編成に向けたタイミングにも合わせるというふうなところで、ここは当初から考えてきたタイミングの一つでもございます。 コロナの感染拡大により社会が大きく変化をし、また、デジタル技術の進歩も後押しをするように社会に影響を与えております。ここ2年半の期間で社会情勢や生活、労働環境等々も大きく変動しておりますので、この計画内容が極めて今の社会変化に対応していない、もしくは逆を行くような項目についても、審議会をはじめ各関係機関と協議をしながら計画内容の修正などを今後検討していきたいというふうに考えております。 なお、このたびの審議会では、感染拡大防止に努めながら、デジタル技術や新たな手法も取り入れて、ポストコロナの新しい社会の創生に向けた取組や地方移住への関心の高まりとともに、テレワークを機に人の流れに変化が見られるなど、地方への追い風を踏まえ、今後の地域社会を支える子育て世代の移住支援を強力に推進していくべきだという意見もいただいているところでもございます。 審議会は、このような意見を踏まえて、社会情勢の変化が著しい状況下でも、総合計画で定めた目標達成に向かって歩みを止めることなく工夫をしながら政策を推進することを望むというふうなところでございますので、審議会ともよく協議をして進めてまいりたいというふうに思っております。 3点目でありますが、町の総合計画にはSDGsの理念を組み込んで策定をしております。SDGsと新型コロナ感染対策、経済、社会、環境の総合的取組の必要性、危機管理、グローバルな取組などの点で共通点が多く、親和性として効果的であり、デジタル技術の実装や脱炭素化など、地域社会の変革の大きなチャンスにもなり得るというふうにも思っているところでございます。 SDGsにおける持続可能な社会を目指すという点は、将来社会形成型まちづくりと通じる点でありますことからも、今後もそれぞれの分野において、将来社会形成まちづくりに向けた新たな取組も検討しながら計画を推進してまいりたいというふうに考えております。 さっきも言いましたが、私の任期も間もなくでございますけれども、私が次もというふうな仮定をした中で、私が考えていることを少し具体的に申し上げさせていただければ、この人口の減少、特に子供の減少が町の将来に最も大きな課題というふうに認識をし、ある意味危機的な数字の表れだというふうにも感じているところでございますので、何とかこの出生数の減少は歯止めをかけたいというふうなことを考え、そのためにより積極的な対策を打たなきゃならないというふうな思いでございます。これまた生まれてくる赤ちゃんを増やすと、なかなか簡単なことではありませんが、結婚、また若い人からの移住というふうなところも大きな要素であります。そんな中で、赤ちゃんができている、産科の医院は新潟まで行かなきゃならないというふうな今の状況もございますので、健診、出産の不安、また多くかかる経費、そして子育て、教育、これについてはより一体感を持って手厚い支援、ここら辺を充実していきたいなというふうに考えております。 また、この豊富な資源、水資源、森林資源、こうしたものを活用し、今は国は再生エネルギーと言いますが、そうした脱炭素化に向けて大きな柱として掲げているわけでございますので、先般は阿賀町へ進出の意思表示があったサーモンの養殖、フィッシングなど、こうした民間企業の立地というふうなものも、より私は進めていきたいというふうに考えております。 もう一つは、空き家対策というふうなものが、これはやっぱり喫緊でございますので、特に町中心の津川の町なかにあっても、またそれぞれの集落の中にあっても、そうした空き家を活用しながら活性化するようなことが重要であるというふうに思っております。 一方、これは農業にあっても持続可能な農業、これには農業の所得の向上というふうなところが不可欠でありますので、米を何とか少しでも高く売るというふうな仕組み、そしてまた一方、医療体制、介護サービス、これらを維持または向上を図っていかなければなりませんが、人材の確保が基本であります。そうした課題を前に進めると、そんな観点を持ちながら、この計画のある意味で見直しというふうなものを図っていきたいというふうなところで考えておりますので、審議会をはじめ議員各位のまたご意見等々をお伺いしながら、ここは進めていきたいというふうに考えております。 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) この計画は前神田町長の時代でありますが、現町長も執行部の一人として活躍をしていたときでありますので、内容は重々ご存じと思い、質問をするものであります。 ただいまありました最重要施策の中でも、最重要課題とした人口減少とそれに伴う少子高齢化ということだと思います。前期基本計画で制定した主要課題と密接に関わっているとともに、それら主要課題の解決の糸口にもなる重要かつ喫緊の課題と考えます。 初めに、子育て支援、定住支援、学校教育、観光振興、新たな農林水産業とあります。これは、目標とする将来像の実現に向け、特に今お話ししたのは優先的に、重点的な取組と位置づけてあったと思います。これについてもう一度、成果があったのであれば報告をいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今おっしゃっていただいた、やっぱり私としても人口といいますか、ここの減少、特にさっきも言いましたが、子供たちの数の減少というのは町の将来にとって、ある意味で本当に危機的というふうな認識も持っていますので、かつては一番多いときは、平成13年で120人赤ちゃんが生まれていたのが、合併当時が70人になって、50人になって、ここ5年くらいはもう、1回30人を割り込んだというふうな時期もあり、ようやく今それが31、32人と、30人ぐらいで、ようやくそうした部分で維持しているというような状況でありますので、これが子供たちが、小学校の数、中学生の数、先般、新潟日報でも報じられたように半減したと、この10年間で。この数にあっては、もう将来見通せる数でありますから、しっかりそうした部分を認識しながらいろんなことを進めていかなきゃなりません。 今、その成果をというふうなところでの質問でありますけれども、まさに逆にこの成果というふうなものは極めて、ある意味で厳しいところへ来ているというふうなところで、大きないい方向への成果というふうなものはなかなか見えませんので、そこはやっぱりしっかりつくっていかなきゃならないというふうな思いでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 全く人口減、大きな問題であります。 第2次総合計画策定のこの本を見ますと、当時は1万1,680人。この、今7月31日のデータを見せていただきましたら、9,908人。そうすると7年で1,772人くらい減ったわけですよ。数字でいうとそんなものかということになりますけれども、実際に鹿瀬地区はそっくりなくなったという、そういう計算になるわけなんですよ。やっぱりこれは大変な問題であると思います。 今ほどおっしゃったように、報道によれば県内の小・中生は10年で3万人減で、全国的な問題なのかもしれませんが、しかしながら児童・生徒数の50%の減、学校の50%の減、これもやっぱり県内でも最下位というかトップクラスというか、そういう状況に置かれているわけであります。阿賀町の学校でスポーツなど多数が参加する部活動ができないという子供もいるし、保護者が児童・生徒が減っても教育環境はあまり変わっていないという方が結構います。 議長、私は、この答弁、町長だけなんですけれども、この件、1か所だけ許しを得れば教育長にお話を願いたいのでよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) はい、それは町長から判断していただいて、よろしくお願いします。 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこの子供の減少、そして教育の関連、極めてここは関連性のある重要な部分でありますので、具体的に教育長から答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほどの五十嵐議員さんのご質問のほうにお答えさせていただきます。 ご指摘のとおり、平成27年度以降、まず小学校が7校から3校に、令和元年度ですけれども、に統合がなりまして3校になりました。中学校は変わらず2校ですが、そのような形で、まずかなり子供たちの教育環境というのが変化しているところでございます。 人数でいいますと、先ほど議員さんがご指摘の人数と同様なんですが、平成17年に小学校の入学者の数が、大変申し訳ありません、うろ覚えですが110人ほどいたはずなんですが、そちらが今現在、令和4年の人数だと38名まで減っていると、半分どころの話じゃない、そこまで進んでいるというのが現状であります。今後も少ない年は20人台、それから30人台、40人台というふうなところで、40人の年もあるんですけれども、そういうふうな形で推移していくというのが、今の推計が出ております。 そのような中で、やはり子供たちの教育環境をしっかりつくっていくという意味では、あらゆる点を総合した中でやっていかなきゃならないとは思いますが、ただ、反面、先生の数というものはそんなに減ってはいないと。学校の数は減っていますけれども、その生徒一人一人に対する先生の数からいくと、かえって目が届くような状況での数で今進んでいるのではないかと。これが維持できる以上は、これを進めていくのが子供一人一人に目が届く環境の中でできたほうが、私としては非常に子供たちにとってはいいことなんじゃないかというふうに考えております。 むしろ、例えばICT教育の推進によりまして他校との意見交換やそういう交流の場を持ったりするというふうな、オンラインでできるように今なっていますので、少人数でもできること、大人数の学校に負けない、そういうふうな質の高い教育を進めていくというのが、今後阿賀町でやらなければならないことだと思いますので、あらゆる面でそういうものを検討していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 教育長、大変申し訳ない。急に振っちゃってすみません。 やはり、もうここまで来れば、今ほどおっしゃったように少人数ですので、中身の濃い教育というものをやっぱりやっていくべきだというふうに思います。そのためにも、皆さんが保護者の方も分かりやすいように、その辺を説明しながら進めていっていただきたいというふうに思います。 定住支援についても、私はよく言われるんですけれども、仕事がない、住むところがない、あっても家賃が高い、物価が高い、理想だけでなく現実を解決するのが優先するのではないかと思うんでありますが、その辺をお伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず前半の、教育は、私はまさにそうした認識でございますので、ここは私としては教育委員会、また学校現場、そしていろんな方のご意見をいただく中で、こうした教育を進めるというふうなものがあったら、私の立場としては積極的にそうした子供たちのためになる教育環境の、この整備については努めていきたいというふうに考えております。 もう一つ、さっき私も言いましたけれども、ここはこれだけ減ってきている部分を、子供たちの数を維持していくというようなところもなかなかやっぱり大きな課題でありますけれども、その一つは、若い人たちに移住をしてもらうというふうなところは大きな視点でありますので、しっかり、そうした中にはより魅力というふうなものも出しながら、報道では子供が増えたよというふうなところの報道も見たりもするわけでございまして、いろんな斬新な取組も見えてくる部分があるわけでございますので、そうした先進地の例もよくよく私どもも学びながら新たなものを進めていきたいと思っておりますけれども、本当にそこには、いざやはり引っ越ししていくとなれば、今お話しいただいたように大きな課題、当然生活できる給与といいますか、そうした部分を持ちながら、住む場所が必要であり、いろんな課題があるわけでございますので、そこらを町のよさのPRと併せながら、もう少しより具体的に受け止めるというか、選んでいただくような部分の中で、私としてもより具体的なPRというか、周知というか、そうしたものが阿賀町の今の定住施策の中で少しスピードが遅いというか、そんな部分も感じているところでありますので、いろんな部分を、来る人の立場、選ぶ人の立場になりながら、そうしたところを構築して発信をしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 定住、移住のほうにちょっとシフトがされたので、そこで移住者もさることながら、現在いる町民、ここにターゲットを絞って、町民とともにこの魅力を再発見していくと。私の住んでいる町は最高ですという人が増えれば、口コミはマスコミで取り上げ、人は自然に増えてきますよ。 最近、日経新聞にそのようなことをすごく取り上げている。移住促進、企業成長追い風とか、とにかくこういうふうなのが出てきている。それは住んでいる人がいいところよ、いいところよとみんな言うもんですから、それが口コミで広がってきて皆さんが集まってくると。住んでいる人の反応がよくなければ人は集まらないと思いますが、いかがでしょうか。 コンサルタントや何やら代理店などの外部の人材には目をつぶって高額な報酬を支払うが、既存の住民や移住した人には出し渋る地域が多いと聞く。うちの町はどっちに力を入れているのかなというふうに思いますと、ちょっと明確に見えないというような感じがします。地域に人材がいないという人がいました。中の人間をきちっと処遇しなければ人材は育たないと思っております。もし育ったとしても定着しないので、定住一辺倒からの脱却というのも今騒がれているようでありますので、これをやっぱり地元の今住んでいる人たちを徹底的によくしてやるという、そういうのを総合計画に盛り込んでいただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) お話しいただきましたように、私、本当に住んでいる皆様が自分の町に、自分の地域に誇りを持ちながら、すばらしいところだと、本当にこうした思いを多くの皆さんに持っていただくこと。特に子供たち、若い人たちを含めながら、それは本当に何よりもやっぱり大事な、ある意味でまた強い武器だというふうにも思います。 観光大使、たかまろさんから毎週、阿賀町だ、阿賀町だ、いいところだ、いいところだと、ラジオ放送でもこう言っていただいている部分。逆に、そうやっていいところだと、よその皆さんが感じていただいている部分も、これはかなりあるわけでございますから、そこをやはり住んでいる皆さんが、これまたいろんな厳しい自然環境もあるから、なおそうした部分も出てこない部分もあろうかなとも思いますけれども、そこはそこにおきながら、本当にここは環境的に住みやすいんだと、人がすばらしいんだと、いいところがいっぱいあるんだというふうなところ、やはりここは前面に出していくというようなところは、私もまさにそのとおりだと思います。 外の人材の確保、また外から来ていただいた皆さんの活躍というふうなものも、これまた大事なところでありますし、そして活躍をしていただいている皆さんも大勢いるわけでございますけれども、やっぱり私も中の皆さんが力を合わせながら、知恵を出しながらいろんなことに取り組んでいってもらう、むしろその流れは近年、このコロナ禍にあってむしろできてきて、芽生えてきている部分があるんじゃないかなというふうに私もうれしく思っております。 かつて、やはり決まった組織の中でのいろんなイベント等々でありましたけれども、このコロナ禍になっていろんな思いが出てきて、仲間でいろんなところをスタートしながら町全体が盛り上がっていくというふうなすばらしい取組も生まれつつあるというか、大きなものにも企画をしていただいているところもあります。そうしたところ、本当にここは私も中も外も大事だというと、答えにもならないようなところかもしれませんが、特にやっぱり中にいらっしゃる皆さんのそうした思いを集めながらみんなで進めていくというふうなところは、本当にそこが一番重要な部分であろうかと思いますので、総合計画の次の部分にあっても、そうしたところの観点からも見直すというか、検討を深めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 本当にその辺は我々議員団もしっかり考えていますので、情報を共有しながら進んでいきたいなというふうに思っています。 先ほど町長の話の中に、空き家の活用というような話が出ました。これちょっと私、不満なんでありますけれども、以前、区長にお願いしてカウントしたと。しかし、この区長にお願いした、区長さんが私のところに来て、どういうのを空き家、空き家の定義がしっかりしていないから、新潟に行って時々帰ってくるから空いていたと。これは空き家かね。もう朽ちてしまうような、これも空き家だと。そういうものを面倒くさいからみんなカウントして出したんだけれどもというような話をされました。ですから、空き家にしても、もう移住や定住で使えるものと、使えない、全く駄目なんだというふうに分けて、完全にそういうふうなカウントを取らないと、みんな空き家になってしまうわけですよね。やっぱりその辺はきちっと考えていただきたいと思います。 阿賀町は、本当に空き家がどんどん増えていく。地域の過疎化とともに深刻さが増す空き家問題は、防災や生活環境の面からも対策が急務であると思います。空き家の活用化のチャンスだとどこも方策を探りまして、各地で条例制定の動きが出た。条例に加えて法律が必要と15年施行の空家対策推進特別措置法もできて、これはすごく行政のほうでやりやすいようにしていただいたなというふうに、私、読んだときに、例えば立入りの調査ができる、それから強制的な除去もできるというような、すごくそういう意味では、それから壊すにも財政支援ができるとか、そういうふうな、よくなっているのに、それを利用していないんではないかなというように見受けられるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこの空き家の実態把握というふうなところからスタートであるというふうに私も認識しながら、昨年度、その調査をさせていただいたわけでございます。 前段は、今お話しいただように、これ地域の区長さんをはじめ地域の皆さんから、住んでいないような空き家に該当するようなところの情報をいただきながら、そこを調査員が1件1件回るというふうな中で、4方向からその状況を確認する。また、それ住んでいる住んでいないは、いろんな、プロパンガスがあるとか、周りの整備の状況とか電気の状況とか見ながら、空き家を特定しながら、4方向から写真撮りながら、位置を特定しながら、そうした基本的な調査を昨年度実施して、公共、町のものを除いて945棟、そうした空き家を把握したわけでございます。 それから次は、その945のうち、まさにこれ危険で朽ちてというふうなところの分類、いわゆるこうした町の条例に基づく危険空き家の分類を今進めながら、そこへの対策を取っていくと。そして、使えるといいますか、そうした部分の呼びかけというふうなものも進めていくというところで、2方向から、この危険空き家にあっては総務課で、また使える空き家の活用にあってはまちづくり観光課で所管しながら、そうした空き家の活用を進めていきたいというふうに思っておりますが、今お話があった国のほうの法やそうした法令の改正も含めながら、まさにここは重要な課題でありますので、そうした部分での手がつけやすいというか、動きやすいような部分での法整備もあれば、また町の条例もそれに沿った中で、今言うような調査から、立入りから、勧告から、順番を追いながら、最終的には町での処分というか、そうしたところまでの道筋も条例、規則の中であるわけでございますから、今度はしっかりそういうふうなものにも沿いながら進めていくというところで、今準備して進めているわけでございますけれども、やはりそれを活用しながらというか、本当に数がさっき言った数でございますので、極めて多いと。これをやっぱり、私としては可能な限り、それぞれの地域の中で役に立つというか、そうした一歩を進むようなところに使っていけるものがあれば一番ありがたい部分でございますので、しっかりそうした部分も町のニーズ、ある意味で、この空き家を必要な公共的な部分への使用にしていけば、そこへの財源措置も考えられる部分もあるわけでございますから、多方面からそこについては検討を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 総合計画ですので、いろんな方面から知恵を出し合ってつくっていくと思うんですけれども、そこで、定住問題から、地域おこし協力隊というのは、定住支援策として捉えるのか、あるいは人材確保策として捉えているのか、その辺ちょっとお聞きします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私としては、どっちが主だというふうなことで申し上げれば、これはやっぱり人材というふうに、私としては順番的にはそのように考えております。 また一方で、逆にその人が活躍していただいて町に残っていただくというふうなことになれば、これはまた極めてすばらしいことでございますので、両方大事なことは間違いありませんけれども、どっちかといえばまさに人材、そうした町の中での活動というふうなものを第一義的には期待をしているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 私、これを今どっちに支援なんだというふうに聞いたのは、それによって町も人選や処遇やその辺が変わってくると思うんですよ。人材が欲しいのに、この人ではちょっと合わないなとかというふうに処遇が変わってくる。それでサポート方法は全く異なってくるわけでありますので、その辺を少しお聞きしたかったんです。 よくどこの首長も、残ってくれて、何か企業でも起こしてくれれば一番いいんだというような言い方をよく聞きますけれども、これはちょっと虫のいい話だなというふうに私は思っていますよ。残ってくれる率が非常に低いものですから、それを人材確保であれば、それなりの人材というものを確保していただきたいというふうに思います。 いろいろと今お聞きしましたけれども、実際、私自身も特効薬なんてあるのかなというふうに思っている一人なんですけれども、現在このコロナ禍で加速したデジタル化や社会構造の変化なども捉えながら、神田一秋町長を先頭に時代に即した計画を取っていただきたいと。 それで、先ほど、この次をやるかやらないかなんていうことでなくて、あと20年もやるんだというような気持でぜひまちづくりに邁進していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこの冒頭、前段の地域おこし協力隊、私も本当にそういうことで募集をしながら、これはやっぱり目的を持った中で募集させていただいておりまして、そこに応募をいただいた人の面談をしながら、しっかりある意味で能力、やる気と言うと失礼ですけれども、そうしたところを判断しながら採用させていただいているわけでございまして、任期も1年、1年と1年単位なのはそういうところでもございますので、しっかりここは必要なよい人材、すばらしい人材を確保しながら町の活性化に私も一緒になって進んでいくというようなところで、取組を進めていきたいというふうに思います。 この総合計画、本当にここはこの言葉のとおりでございますので、この計画をしっかり実行することが阿賀町のいろんな課題の解決、また、先の見える明るい将来に向けた計画であるというところが極めて大事でありますから、そうしたところを今回のこの後期計画にあっても、中間点にあって検証しながら次に向けて、私もいろんな意味で、ある意味で挑戦もしながらこの町の将来に向けた計画づくりを進めていきたいというふうに思っておりますので、引き続き五十嵐議員さんはじめ、議会の皆さんからのそうしたご指導、ご助言もお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) まだまだ質問がありますが、取り留めもなく質問させていただきました。個人的には、総合計画をつくらないという判断はないものというふうに私は思っております。 最後に、町の総合計画を形骸化させないように、町長、それから職員に提案していきたいというふうに思っていますし、それと情報発信ツールの多様化、RPA、AI等の推進、それからRESASの活用としているがというふうにありますけれども、これをある人は丸投げじゃないかというふうに言う人がいます。私も何かそれに近くなってきたんじゃないかなというふうに思うのですが、業務の丸投げとは思いませんが、この今言ったこの2点について一言。形骸化と。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私は、どんな計画もやっぱりつくるというふうなところが目的じゃなくて、その計画をもって次の目的とするためにこの計画というものが全てどんなものもあるわけでございますから、しっかりそうした基本というふうなところをわきまえながら計画をつくり、それに沿ったまちづくりを進めていくというふうなところが基本でございますので、今おっしゃっていただくように、ここは形骸化して、ここで満足して終わっていったら本当に何もなりませんので、しっかりそうした部分で、ですから、私就任以来、ここの計画というふうなものは、もうみんなでやる計画だと、実効性のあるものだというふうなところでの意識の中で、職員も今そうした意識の中で全部いるはずでございますから、しっかりそうしたところで実施をするものというふうな観点に立ちながら計画づくり、また、その計画に沿った事業を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 2点目、は何だっけな……。     〔「2点目はRESASとか……」と言う人あり〕 ◎町長(神田一秋君) はい、申し訳ございませんでした。 まさにここは状況をいろいろやっぱり客観的なものを必要になってくるというのは、まさにそうした部分の専門的なところは必要だと思いますけれども、このまちづくりにあっては、そうした部分はある意味でごく一部なのかなと。この町の状況であったり、世の中の動きというふうなものは、よりそうした専門的なところばっかりじゃなくて、当然、職員の皆さんも私も通常把握をしながら、動向も把握しながらというふうなところは基本だと思っておりますので、これはそうした部分での必要な専門家、またはそうした専門機器を導入しながらというようなところもあろうかと思いますけれども、しっかりそこは主体性を私どもが持ちながら、そうしたところで取り組んでまいります。 申し訳ございません。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) ありがとうございました。 町長には我々大いに期待しているものでありますので、このような質問になりました。失礼の段はご容赦願いたいと思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、10番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから午後1時まで昼食休憩とし、次は9番、斎藤栄君からの一般質問から始めさせていただきます。 午後1時まで昼食休憩といたします。 △休憩 午前11時46分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 午前に引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。     〔9番 斎藤 栄君登壇〕 ◆9番(斎藤栄君) お昼後のおなかいっぱいになった時間帯でございますので、何かと皆様もごゆっくりなさるんじゃないかと思うんですけれども、よろしくお願いします。 まず、質問の冒頭に入ります前に、このたびの水害で被災された皆様については、大変お見舞い申し上げます。また、一日も早く復興支援がやれますように心から願っておりますし、また、復興支援にボランティアとして駆けつけていただいている方々については敬意を持っておりますし、また当議会においても何人かボランティアで駆けつけたわけです。大変敬意を申し上げたいと思います。 それでは、通告いたしました質問について述べさせていただきます。 質問については2つございます。 まず、1つ目でございますけれども、子ども未来フォーラムを発展させ、少年町長と少年議会公選事業に取り組んでみませんかということであります。 当町においては、子ども未来フォーラム事業を阿賀町15年教育の一環として、小学6年生、中学2年生、阿賀黎明高校2年生が集まって、世代を超えて地域文化や商業、産業、それから特産物等の地域学を通して学んだことを発表しておりましたし、また、年代の違ったグループで意見交換し、地域未来を考えていくことは大変意義深いものとして私も注視しておりました。 しかしながら、この事業で発表があった全てが公開されておらず、また記録等も関係部局等での保存にとどまっているのではないかと考えております。これにおいては、参加した子供たちが10年後に、テーマは10年後というふうなテーマがございましたので、10年後に確認できないのではないかなと思っておりますし、また、そういう記録がないことによって一過性のイベント開催としか見えてこないというふうな感じを持っております。 そこで、同じようなことをやっている自治体があるのかなと思って調べてみましたけれども、少年議会とか、いわゆる議会を模したようなとか、議会傍聴とかそういうことはあったんですけれども、調べたところで少年町長と少年議会の公選事業をやっている町が、自治体があったことが分かりまして、それも20年の歴史があって、中学生と高校生が、これ高校生は町外に通学している生徒も対象なんですけれども、被選挙人と選挙人になって公選して、いわゆるミニ行政といいますか、ミニ市町をつくって、そこには施策実行費として45万円の予算を与えまして、議会でちゃんと審議を行って執行しているということで、その過程と審議等については記録は全て公開されておりまして、その町のホームページで20年分公開されていました。 当町においては少子化が続いているということで、少子化よりもどんどん瀕子化という状態にあると思っておりますし、また高校生が他市町に通学していると、ますます地域を顧みる機会が少なくなっているのではないかと感じております。また、そのまま上級学校に進み、地域から若者が少なくなる現象にもますます拍車をかけているというふうに感じております。 それをなくすためにも少年町長・少年議会公選事業は、中学生や高校生が選挙を通じて地域のことを考え、少ない予算でありながらも地域のために税金を使う経験と地域活性への関心を持つために、非常に考えられた事業と思っております。こういう事業について、町長または教育長のお考えをお聞きしたいということであります。 2つ目は、阿賀町の再生化についてでございます。 町長の再選後になるかもしれませんけれども、どのように進めるのでしょうか。私が6月の阿賀町の再生化について一般質問したのでありますけれども、ある程度のご回答をいただきました。しかしながら、再生についての道筋については具体的な回答が得られていないので、再度改めて質問したいと思っております。阿賀町の再生に何が必要なのか、1つ目。 2つ目は、地域の所得は地域で循環する施策はどのように考えていかれるのか。 3番目については、地域ポイント、地域通貨についての有効活用はできそうかどうか。これは地域循環に有効活用できるかどうかということであります。 4にして、その他ということでありますけれども、そのほかに長として考えられている施策はあるのかどうか。 そのことについて質問いたしました。よろしくご回答のほうお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思いますが、まず、ご紹介をいただきました山形県遊佐町の少年町長・少年議会の事業でございますけれども、本当にここはご質問をいただくまで私も全くこうした取組を承知していなくて、ホームページを見て、まさに今お話をいただいたところで確認をして、もうすごい取組を行っているなというふうな意味で、ある意味で驚きながら拝見をしたところでございます。 遊佐町さんの人口も、今見ると1万2,000ちょっとぐらいでございますし、この事業というのは多くの若者たちがやっぱり町を離れていくというふうな中で、町の将来を担う若者たちが減少していくと。この若者たちに地域の一員であるということを自覚してもらいながら、若者の活躍の場をつくるというふうなための環境づくりであったり、若者の力、意見を取り込んだまちづくりを推進するというふうなところで始めたというところですが、お話があったようにもう20年もこうした部分が続いていて、まさに20年分というか、それは本当にホームページの中でも記録として残り、公表されているというようなところで、またそうした面でも私もある意味で感心しながらこの取組を見させていただいたところでございます。 当初どういうことかなと思って、本当にそうなんですね。中学生、高校生が自ら町長ないし議員に立候補しながら、選挙をしながらそうした役に就いて、その45万なりの予算をどう町に執行していくかというところ、全員協議会を何回も何十回も重ねながら、視察まで行ったり、本当にこの取組はすごいなというふうに感心したところでございまして、きっとこうしたところから遊佐町を担う町長さんであったり、議員さんなんて出ているのかもしれませんけれども、まさにそうしたところへつながるんだろうなというふうな思いで見させていただきました。また、そこの中で実施をした事業というようなところも幾つかあって、非常にここも参考になるような部分でございました。 また、遊佐町、県立遊佐高校への県外からの留学生の受入れを行っているということで、まさにこの辺も阿賀町と似ているというふうなところもあるわけですけれども、逆に言えば私どもの町は、もう10年前なら似ているというようなところもあるかもしれませんけれども、少しやっぱり人口減少した部分がもう遊佐町よりも進んでしまっている部分があるわけでございますけれども、こうして本当に、何回も言いますが驚きでございましたが、私ども阿賀町の中で、私が就任してからですけれども、まさに子供たちの考えや発想を聞きながらまちづくりに生かしていきたいと。 また、子供たち自らが思いを実現するというふうなところも目指しながら子ども未来フォーラムというようなところも実施してきたところでございますけれども、このフォーラムについては教育委員会、学校等関係の皆様に対しては、私は当初から子供たちの思いをいろんな発表をいただく、構想をいただく中で、一つでも実現をするような応援を町としてしていきたい、そのために予算化も考えましょうというようなところをお話もしながらスタートしたところでありますけれども、やはりコロナ禍で今少し中断といいますか、そうした状況もあるわけでございますが、私としてはまさにこの遊佐町さんの取組はもう少し勉強しながらというようなところでありますし、教育委員会、また学校等々関係の皆さんでよく協議をしていただく中で検討していただきたいというようなところでこのご質問をいただいて、教育委員会とも話をしておりますけれども、こうした取組から選挙の仕組みであったり、行政と議会の関係であったり、予算の執行などをまさに学ぶといいますか、そうした部分が極めて強いことであり、それが自分のふるさとへの愛着といいますか、そうしたところに間違いなく結びついていき、それがひいてはその町に住んでいく、定住といいますか、そこにもつながっていくというふうに私自身は実感したところでございますので、これについてはまた教育長のほうで考えを、私の後に答弁させていただきたいというふうに思います。 2点目の阿賀町再生化、再選後というふうなお話ですが、さっきも申しましたが、声が詰まります。2期目の挑戦者というふうなところで手を挙げさせていただいておりますので、まさにそうした立場で、仮にお答えをさせていただくということでご了解いただきたいと思いますが、再生、かなり幅広いテーマでございまして、6月の議会におきましては、斎藤議員さんから、子供の出生が増えた自治体の例のご紹介もいただきながら、私からは人口の減少、子育て支援等の取組を中心にお答えをさせていただいたかなというふうに思っておりますので、少しそことは重複を避けながら、極めてここが一番大事な部分ではありますけれども、一端をお話しさせていただきたいと思います。 香川県の半分より広い阿賀町でございます。先週、湯沢の町長さん等々がこの阿賀町にお越しいただいて、私も懇談しました。何か初めておいでになったと町長さんおっしゃっていまして、自分のところも山だけれども、この阿賀町は山が広くて深いねと。川が大きいねと。湯沢とは全く違う新鮮な驚きだと、冒頭そうしたお話でございました。この町はやっぱり森林資源、水も含めながらすごい資源を持っているねというふうなところでのお話もいただいたわけであります。 かつてまさにこの阿賀町は一次産業の町であったわけでありますので、これは林業にあっては、米または農業の米にあってもそれぞれの価格が大きく下がる中で、そこに携わっていらっしゃる皆さんも高齢化をして、本当にそれぞれの分野における、ある意味で米作りも林業も高度な技術があって、そして熱意を持って継続されてきているわけでありますけれども、こうした人口減少、また高齢化によってこうしたものがなかなか衰退をしてしまっているというふうな中で、これはやはり放置していくと猿や猪、まさにそうした野生動物のある意味楽園になってしまうようなおそれも私は持っている部分でありますので、森林整備、これをしっかり私は進めていきたいというふうに考えております。 植えて、育てて、切って、それを利用したり販売して、また植えていくといった、森林自体の本来のこうした循環というふうなものがないのは、まさに木材価格が下落によって手入れをしない期間が長く続いてきたというふうなところが今の状況だと思いますので、そうした中でもC材であったり、D材であったり、今使い道がなかなかないものも、これを使いながら好循環をつくっていくというふうなところが、ここの一つの大きな手法だというふうに思っておりますので、これには国が進める再生エネルギー施策というふうなものを、ぜひこの阿賀町の中で誘致をしていくように私も活動していきたいというふうに思っているところでございます。 こうしたものが復活していくことによって、さっき言ったそうした林業であり、農業の技術も継承されて、それがやっぱり集落全体、地域の周辺、町の環境整備にもつながりながら、さっき言った有害鳥獣の対策にもなっていくわけでございますので、こうしたところを私は目指していきたいなというふうに思っております。 また農業、これはやっぱり持続可能というようなところが今の大事なキーワードだというふうに思っておりますけれども、新規就農者の参入がなければなかなか難しい面でありますけれども、それにはやはり農業所得が向上しなければ、そこには気持ちがあってもなかなか入れない、続くことが難しいというところがあろうかと思いますので、やはりそのためには付加価値をつけながら、また高く売れるという仕組みづくりというふうなものが必要だと思っておりますので、ここも私の当初からの課題としてきたところですけれども、そんなところから新潟ごはんであったり、モンドセレクションとか、そこへ一歩でも、少しずつでも近づけたいというふうな思いも持って取り組んできた部分でもありますけれども、農業も大きな岐路にあるというふうな認識でありますので、私自身もむしろ高く買っていただくというふうなところで、これは大手の、ある意味でいろんなところを手がけているところの経営者等とも私もお会いしながら、今具体的な部分を2つぐらいお話も進めているところでありまして、もう少しそこを進めるには、やはりそうしたところへの販売というか、持っていける米の量がどれくらいあるんだと。 大手でありますし、阿賀町の米のおいしさは極めてよく理解をしていただくように、私も事前に何回も、この何年かの間食べてもらってきていますので、そうした理解はあるけれども、じゃ、どれだけの量を自分のところへ持ってこれるんだというふうな部分もあるので、そうしたところを一つ一つ進めながら、私は農業所得、特に米にあってはそうした部分での動きを進めていきたいなというふうに思っています。 ここには、私、今もう一つ具体的にこの場ではっきり申し上げますけれども、やっぱり学校等々の施設が使わずにいっぱいあるわけですけれども、そして雪の降る阿賀町でありますから、今日の新聞にも出ていました。牛肉、雪室で熟成されて、アメリカで、また外国ですばらしい評価を得ながら高額で取引ができていると。やっぱり私はもう1年ぐらい前から担当課には、もう少し前かな、指示しているんですけれども、こうした雪と学校を使いながら、越後ファームさんも雪室の米で非常に評価を得ながら、ふるさと納税、米が圧倒的でも、その圧倒的な中でまた越後ファームさんの雪室が極めて人気が高いわけでありますので、こうした施設をそうした部分に転用するような形での研究を具体的に詰めてもらっているところもありますので、ぜひそうした部分も進めながら、付加価値をつけていきたいなというふうにも思っているところでございます。 先般は養殖フィッシングのまさに川、水の関係での第一報をご報告したわけでありますけれども、こうした部分も早期に実現するように連携していきたいなというふうに思っています。 こうして第一次産業を中心に、新しい産業というと大げさですけれども、そうした部分の活性化、雇用の場をつくっていく、所得が上がっていくというところを目指していきたいなというふうに思っておりますし、磐越自動車道の4車線化が隣の阿賀野市さんから始まっておりますけれども、ここもかなり長期な工事になってまいりますし、これはかなりの皆さんが来ながら、この町で生活しながら工事に当たっていただくというふうに思っておりますし、ここは国内で有数の最先端のICT技術を使ったトンネル工事になっているそうでございますので、全国から注目を集めているというようなところでありますから、まさにこうしたICTというふうな部分も一つのキーワードになるのかなというふうにも思っております。 続きまして、2点目、3点目の地域内経済の循環、地域ポイント、これ一緒に大変恐縮ですが申し上げさせていただきますけれども、やっぱり私はおっしゃるとおり、阿賀町の経済、阿賀町の中で可能な限りこれは回していく、循環するというふうなところが町の経済にも極めて大事なところであるというふうに思っておりますので、庁議では特に年度当初、必ず1回、新たな課長もいますので申し上げているのは、町の予算、これ町で回すことを考えて、工夫して可能な限り実行してくださいということであります。 町長の決裁権は正直言って、ほとんどこうした部分にありませんので、まさに課長の皆さんの決裁権、考えの中で回っているのが町の行政でありますので、そうしたところを申し上げております。 ただ、同じものを買うというようなところであったら、1円でも安くというのが公金の執行の原則でありますので、この原則にものっとりながら、町の予算を町の中で回すというふうなところは、今ここでいる管理職も基本に考えていただいているというふうに思っております。 今般のコロナの対策等々にあっても、可能な限りそうした交付金も使いながら、町内で使用できる商品券であったり、クーポン券であったりというふうなところを実施させていただいているところでありますので、地域内経済の循環の推進というふうなところはより図っていきたいというふうに、目指していきたいというふうに思っております。 地域通貨でありますけれども、まさにここも全国においてもポイントの付与等のインセンティブや給付金の給付方法にも活用されるなど、多様な活用が行われております。阿賀町は高齢化率が高いというようなところもありますので、高齢者の方にも可能な限り使い勝手がよくて、加入の商店等での通信料の負担といったようなものも少なく、多くの皆さんから加入していただけるようなシステムでなければならないというふうにも思っているところであります。 また、所得の地域循環のみならず、健康教室であったり、生涯学習であったり、スポーツ大会であったり、ボランティアの参加など、様々な場面でのインセンティブをつけることによりまして、健康増進や地域学の向上、地域コミュニティの活性が図られると、ここにも期待しているところでありますので、現在事務レベルではございますけれども、この地域通貨による町内循環消費のシステム構築に向けまして、企業からの情報収集や先行市町村の状況を参考として構築の検討を進めている、総務課が所管しながら今進めているというふうなところでもございます。 本町の課題、なかなか本当に山積をしているところでございますので、持続可能なまちづくりに向け、多様な施策、新たな施策も積極的に取り組み、推進をしていきたいというふうに考えております。 ちょっと広いテーマでピント外れな回答になった部分はご容赦いただきながら、次のご質問の中で答弁をさせていただければと思います。 それでは教育長と交代いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは私より、最初のご質問の子ども未来フォーラムを発展させ、少年町長・少年議会公選事業の取組をということについて答弁させていただきます。 先ほど、町長のほうから阿賀町子ども未来フォーラムにつきましての期待について、またおっしゃられたということであります。また、議員の皆様からも、この子ども未来フォーラムにつきましては、大変な期待をいただいているということを重々存じておるところでございます。 今回の答弁につきましては、私ども教育委員会が子ども未来フォーラムをやる目的を中心に答弁させていただいた上で、また再質問等で細かい点等についてはお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 阿賀町子ども未来フォーラムにつきましては、平成28年度に三川小学校、鹿瀬小学校、日出谷小学校の3校の総合的な学習の時間の学習成果を発表する場と、それから子供たちの交流する場ということでスタートいたしました。その取組に大きな成果が見られたことから、翌年には町内7小学校によるフォーラムが開催されたところであります。 また、阿賀町15年教育を中核に据えた阿賀町の教育の推進の趣旨から、平成30年度には小学校7校、阿賀黎明中学校を加えた町内3中学校、阿賀黎明高校が参加して、いわゆる現在の形の阿賀町子ども未来フォーラムの形が出来上がったということの経緯がございます。 今年度の開催に向けましては、11月下旬の開催に向けまして、新潟大学創生学部の田中一裕教授を座長とする実行委員会、また、担任の先生による担当者会議を開催いたしまして準備を進めているところでございます。今年度は原点に立ち返った形ではありますけれども、小学校3校による今まで取り組んできた総合的な学習の成果の発表、そして地域の方々を交えたファシリテーションの2部構成で行う予定であります。 また、新型コロナウイルスの感染状況にもよりますけれども、町民の方々、保護者の方はもちろんのこと、町民の方々も見学可能とする予定でありますし、話し合ったパネルにつきましては、たしか令和元年度のフォーラムもそうでしたけれども、公民館等でそのパネルについては展示・公開するというふうな考えでおります。 さて、斎藤議員さんのほうから参考事例としてご紹介いただきました山形県遊佐町の少年町長・少年議員公選事業につきましては、先ほど町長が答弁の中で触れましたとおり、20年もの間取り組まれた事業で、目的が地域リーダーの育成、青少年の活動の場をつくる、それから青少年の意見を取り入れたまちづくりを行っていくというのを主眼として行っているものというふうに理解しております。 また、活動がその議会、いわゆる少年議会と呼ぶものが6月から12月までの間に23回、たしか令和3年度の報告書等を読みますと23回行われて、さらに、そこに話し合われたイベントとかそういう事業を行うのはまださらにあることを考えると、相当の活動数、活動日数が入ってくる事業であるというふうに考えております。参加した中高生にとりましては大変貴重な体験になっていることというふうに考えております。 あわせて予算を持ち、それを執行しているということで、実践を通して議会や行政の仕組みについて学ぶこともできるということを考えると、これはいわゆる公民教育、主権者教育というふうな主眼も一つとして取り入れられているものというふうに推察するところでございます。 これに対しまして、阿賀町の子ども未来フォーラムにつきましては、児童・生徒への教育効果、参加への意欲の高まり、臨むための仕掛けなど、まだまだ改善する余地はある事業とは考えておりますが、当初より阿賀町の子供が一堂に会し、日頃の学習成果、いわゆるそれは総合的学習、阿賀学と呼ばれているものですけれども、これを発表すること、そしてディスカッションあるいはファシリテーションを通じて大人を含めた他者の意見を聞き、自分の考えを深め、発表していく力をつける、このことを目的としてこのフォーラムというものを行っているものであります。 これからも阿賀町15年教育を踏まえて、子供たちがどういう力をつけていくのかというのを観点に、重点を置いた中でこのフォーラムというものを運営していくというふうに考えているところでございますので、議員各位、また町民の皆様、また町執行部の皆様のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 以上、雑駁ではございますけれども、斎藤議員の子ども未来フォーラムを発展させ、少年町長・少年議会公選事業の取組はについて答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ありがとうございました。 それで再質問のほうをさせていただきますが、少年町長・少年議会の公選事業ということで、1つ目の質問でございますけれども、私もこれを阿賀町の子ども未来フォーラム、これ自体は否定するわけではございませんし、これも教育の一環としてやるべきだろうと思っています。 しかしながら、一番残念なのは、それを当初公開はしていますけれども、いわゆる10年後の未来を考えるというテーマの中で、子供たちが10年後に、自分たちが何をやったのか、今町はどうなっているかという検証ができないんですよね。それはおかしいんじゃないかと思っているわけです。 教育の一環の中で地域のことを考え、また自分たちもどういうふうにして地域発展のために勉強していこうかという趣旨は私は賛同いたしますけれども、その中での、なぜ随時見られるような公表の仕方をされていないのか、その辺ちょっと教育長、伺います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 子ども未来フォーラムの、いわゆるグループワークといいますか、そちらでの討議の結果につきましては、今、いわゆるパネルディスカッションといいますか、模造紙、それからいわゆるケンタクンという円い模造紙みたいなものがあるんですけれども、そちらのほうに自分たちの意見を書いてきた付箋を貼り付けた中で、それに基づいて行っていくという形を取っている形式であります。 したがいまして、いわゆるその成果というものは一つ一つ録音して議事録を取っているわけではございません。そのグループの中のファシリテーションの中で、自分たちが気づいたこと、それからものを発表し合うという場でありますので、その成果物といいますか、記録物というのはそのパネルというものが成果物という形になるというふうに考えております。 これにつきましては先ほど申し上げましたとおり、写真に撮って記録は残しておりますし、あと、令和元年度については公民館のほうで展示することによって一般町民の方に見ていただいたということになります。 令和元年度やりまして、それから令和2年度がコロナで中止、令和3年度についてはコロナがやはり蔓延してしまったのでオンラインで行ったということで、これについてもなかなかオンラインでやった関係上、記録が取りにくかったということで記録が取れませんでしたけれども、今後もそういうふうな形で、ファシリテーションの中での記録というのをしっかり取っておく中で、皆様のほうに公開していこうというふうに考えております。 これについてはいわゆるデータですので、永年保存は可能かなと。常時見ていただけるためには、図書室等に刊行物として置ければ一番よいのでしょうけれども、なかなか先生方もそこまでまとめとしてできないというのが今の現状でございますので、今そういう形での記録保存というものを行っているというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) そういうふうにして記録を残しているのであれば、ホームページ等で子供たちが10年後に、自分たちが何をしゃべって何を考え、そして町はどういうふうなことになっているんだろうという関心を持つわけですよね。その関心を持つための検証を自分たちでできないというのはちょっとおかしいんじゃないでしょうかね。その辺、もうちょっと公表の仕方を考えてほしいと思うんですけれども、いかがでしょうかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほど議員のほうからご指摘があった、確かにホームページ等で公開していくというのも一つの手だと思います。いわゆる画像データとして公開するというのは割と簡単でありますので、あとちょっと校長先生方と話した中で、個人情報がそこに書いてあることというのはまずないとは思うんですが、そういうのを気をつけながら、公開に向けて検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いします。 形は違えど、遊佐町のほうについてはいわゆる個人情報も上げて、自分の考えをしっかり公表しているわけですよね。そして、10年後に自分たちが何をどういうふうに提言したのかも全て他人にも分かるし、自分にも分かる。それがどういうふうなまちづくりに貢献しているかと自分でも検証できるわけですよね。 地域の子供たちを育てるためには、それなりの配慮も必要かもしれませんけれども、やっぱり周りからの検証とか、自分なりに年数がたった後の検証というのはしっかりできるようにしてほしいと思うんですけれども、その辺、町長とそれから教育長にもう一度お尋ねしておきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 先ほども申し上げましたとおりではございます。 遊佐町のこの教育、少年町長・少年議会公選事業、これは恐らく所管は社会教育分野だというふうに考えております。学校の教育課程の中で会議を23回もやるとか、そのほかにイベントをやるというのはほぼ不可能だというふうに、総合的な学習の時間を全て使いますし、しかも、いわゆる少年議員と少年町長という特定の人だけがやる活動ですので、子供たち全員がやれる活動ではないということを考えると、これは社会教育のほうで恐らく行っている、主権者教育のほうを主眼とした教育活動なんだなというふうに、今のところは捉えているところでございます。 このような形でのものというのは、議事録等もしっかり残っているということで、報告書等を読みますと、この議員さん方やら町長やら、みんな顔写真入りで載っているということで、所属高校から学校から、その名前も地区まで書いてあるということで、かなりこれは個人情報としてどうなのかなとは思いますけれども、この子たちはそれも一つの活動の中の一環として行っているんだろうというふうに考えているところでございます。 何しろこのフォーラムに限らず、やはり事業というものは後々の検証をちゃんとできるような体制として記録を残しやっていくというのは当然のことだと思います。10年後、20年後に恐らくそれが歴史の一つというふうになるかもしれませんけれども、私としてはこのフォーラムについてもそのような形で、今あるデータについてはしっかりと残した中で、後々の検証に耐えられるようなものにしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それでは、私の思いも少し申し上げさせていただきます。 まさにここは、町でやっている子ども未来フォーラムとこの事業では、少し目的も違う部分があるわけでございますけれども、今言ったように個人情報等々の課題はあるんでしょうけれども、この遊佐町さんのはまさに選挙に自ら手を挙げながら、立候補しながら、選挙をやりながらこうして選ばれてくるので、これは本当にそうした部分では強い思いがあって、そしてまさにそこは個人情報等々じゃなくて、もう正々堂々とある意味で自分の意見も出しながら進めていくというふうなすごい取組でありますので、一方で、やっぱりこうした部分を、それぞれの関わっていらっしゃる皆さんも含めながら、後で見ながら、振り返りながらというふうなところも、これはどんなことになっても極めて私も重要な視点だなというふうに思っておりますので、町の事業にあっても、今言う子ども未来フォーラムばかりじゃなくて、まさにそうした部分で、そこが公表しながら関わった皆さんも、またそうでない皆さんも、これである意味で見ていけるというふうなところを、どういう形で公表できるかというふうなところはよくよく検討しながらですけれども、それはそういう方向の中でこれは公表というふうなところを探っていくというふうなのが普通かなと私も思いますので、そういう方向の中でそれぞれ検討を加えていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 目的等々多少違うわけですけれども、しかしながら、そういうことをやることのきっかけというのは同じだと思うんですよね。 私もちょっと遊佐町の担当の方にお話を伺ったわけですけれども、始まったきっかけというのはやはり地域の人口減少で、少子高齢化、職住分離の影響もあり、遊佐町を敬遠していく若者が減少する中で、これからのまちづくりをしていくのは若者であるというふうな地域からの訴えがあるからこそ、そこに取り組んだということで、単なる勉強会ではなくて、やはりそういう活動を経験しながら、地域に残ってもらうときには地域のリーダーとして育っていただきたいというふうな趣旨もあるというふうなことで、先ほど教育長が言ったとおり、社会システムや民主主義を学ぶような総合教育の場ということで、社会教育的な観点からの方策だというふうなことを伺いました。 となれば、これも遊佐町では町の各課横断的に体制を取って、それこそ総務課から企画課、それから議会事務局、教育委員会、全ての担当者が関わっているそうでございますけれども、そういう中でやはりこの経験した、20年も経験、いわゆる歴史があるわけですけれども、その中でやはり地域のリーダーが各団体の中で育っていったり、町が主催するイベントの実行委員長になったり、いわゆる地区のリーダーになったり等々、町内に残っている若者がそういうふうな役を積極的に自分でやるようになってきて、もう周りからも信頼が厚くなっているということで、勉強以外にそういう実践的な活動の中でやられてきたのがだんだん身についている、成果が現れていると。 そしてまた先ほど教育長も言ったとおり、二十何回も全員協議会から、それから議会からあるわけですけれども、やはり家族もそれなりに協力しながら出す。達成できているということは、かなりやはり地域の理解も進んでいるんじゃないかなと思うんですよね。 その辺も含めて、私は未来フォーラムはなくせというわけじゃないです。教育の一環としてやるべきだと思うんですけれども、ただ単にそれだけじゃなくて、やはりこれからの町の若者を育てていくためにも、何か類似のものはあるんではないかというふうに関心を持っているわけですけれども、その辺のところを教育委員会の立場と、それから町のいわゆる若者の立場と、両方にちょっとお話を伺いたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 遊佐町のいわゆるこの少年町長・少年議会公選事業でございますが、結局その手段というものをそぎ落としていくと、結果的にはその地域の課題を見つけて、それを解決するための方策を考えて、それを子供たちが自ら実践をして、それの効果をしっかりと確かめた中で、最後は大人に提言するというのが、いわゆるその骨子かなというふうに考えております。 実は先ほど言ったとおり、今回の私どもの阿賀町子ども未来フォーラム、小学校3校で行うと言ったのは、実はこの点が一つ、この視点がなかなか、中高生は本来、このキャリア教育というこの15年の中で行っていく中で、やはりその地点でフォーラムを行うためにはまだちょっと、中高生の活動自体がまだそこまで行っていないと。要は総合的学習の中で同じように地域の課題を見つけて、それを解決するための方策を実践していくという、その捉えを実は阿賀町の中高生にやっていただきたいというふうな考えから、今回フォーラムという形でのものからは外しております。 それを今度、中学校の校長先生方、あるいは学校運営協議会のほうに投げかけた上で、今後そのような形でやっていこうというふうに考えておりますので、これはいわゆる公選事業ではないにしろ、我々の阿賀町としては総合的な学習の中でそのような骨子の学びを実践していこうというふうな捉えで、今後向かっていくと捉えております。 そういう意味では、いろいろなあれはつきますけれども、恐らくやることといいますか、狙いというものは研ぎ澄ましていくと一緒かなというふうに考えておりますので、ぜひまた遊佐町のこういう事業というものをしっかりと勉強した中で、取り入れられるものは取り入れていこうというふうに考えております。 ただ、その形が、確かに年間23回もの会議をやるということが、学校の教育課程の中でできるかというとちょっとできないということもあって、先ほどそういうふうに答弁いたしましたし、そういう形が取れる、取れないにしろ、そういう実践はしていきたいというふうな形を取りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 冒頭でも言いましたけれども、本当に私も今ここでホームページからプリントアウトしたのを持っておりますけれども、定員1の町長に2人立候補、定員10の議員さんに16名立候補、阿賀町よりも極めて活性化しているなというふうな思いでも見たところでもありますし、そこを本当に選挙をやりながらこうやってすばらしい活動なので、ここは同じことできるかというと、やっぱり教育長が言ったようないろんな課題があると思いますけれども、これ目指す部分というのはまさに今斎藤議員さんからもお話しいただいたり、教育長の答弁にあったとおりだと、私もこういうふうに思うわけでございますので、ぜひここはまさに視察というか、いろんなお話を聞きに、冒頭も言いましたけれども、ここの県立遊佐高校も留学生を受け入れている等もあれば、本当にそうした中で、いろいろと情報をいただきながら、参考になる部分がかなり多いかなというふうに思っていますので、ぜひそうした中で、教育委員会ばかりじゃなくてうちのまちづくりの企画の担当も含めながら、そうした情報をいただくというようなことも含めながら、ここは具体的な部分で交流していきたいなと思ったり、進めていければいいのかなというふうに思っておりますので、ぜひ視察に行くというのも一つじゃないかなというふうに思っているところでございます。 考え方は私もすばらしくいい思いでございますので、ぜひ阿賀町にあっても行きたいし、かつて2年前の阿賀町のまちづくりの部分でも、実はここにも高校生が参画をしていただいている部分もありますので、しっかりそうした若い皆さんが入りながら、そして本当にそれが町の中心として、ある意味で将来のリーダーとしてまちづくりに関わってきているというのはすばらしい事例でございますので、本当にここはすばらしい取組を参考にしながら、また阿賀町に合ったような、そうした部分での新たなものが組み立てていければ、動き出していければすばらしいなというふうに、本当にまさにそうした思いでご質問を聞かせていただきました。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) すぐにとは申しませんが、やはりこれからの阿賀町のことを考えますと、こういう若い青年が育っていっていただいて、ますます地域を考えてもらいたいなというふうな一つの思いもあります。 遊佐町のほうの担当者に伺った中で、高校生がおられるわけですけれども、遊佐町における遊佐高校と、それから酒田市内に通学している子供たちが、この議員の中でも、町長の中でも三、四校の学校があります。それで、その少年議会もその高校ごとに担当教員をお願いしていっているんですよね。それで、そういう議会あるときはそういう教員から配慮していただいて、参加できるような体制も取っているというお話も伺いました。 そういうわけで、ちょっと長くなりますので、またよく考えて、また次回、再度質問したいと思いますので、次の質問に行かせてもらいます。 それで、次の質問については地域の再生化ということでありますけれども、先ほど町長にも地域循環、所得の循環についてお話しいただいたわけですけれども、阿賀町の所得については、地域内の雇用の所得とその他、いわゆる地域外から持ってくる所得、大体半々なんですよね。その半々の所得が地域内で消費されるものと地域外で消費されるものと、割合というのはどのぐらいなのか、町長ご存じですか。     〔「申し訳ございません」と言う人あり〕 ◆9番(斎藤栄君) 実は、やはり半分以上は地域外に流れているんですよね。その辺を踏まえると、どうしてもやはり地域内での消費活動、いわゆる企業の投資も含めて企業内に入れるような施策を取っていただければ、地域循環率を高めることによって雇用が生まれるし、それから地域経済も戻ってくるんじゃないかなと思っております。 一番特に考えなきゃならないのは地域商店ですよね。最近も地域の唯一のパン屋さんが、後継者がなくてやめざるを得ないというふうなことになっておりますけれども、地域の事業者を支援する制度、または誰か事業を継承してもらえる方をあっせんするという制度とか、そういうのがやはり必要かと思うんですけれども、特に一番困っているというのは、やはり家電製品の量販店が台頭してきて、町の家電屋さんがだんだん少なくなったり縮小して、自分の事業だけでなく、ほかのものをお手伝いしながら、他に収入を得ながら細々とやっているということがありますけれども、これで地域のそういう電器屋さんをも助けてといいますか、助けるというんじゃないな、一緒に頑張っていくという事業があるんですけれども、これはコスモベリーズというらしいんですけれども、町長、ちょっと言葉聞いたことありますか。ないですか。 実はこれはヤマダ電機が中心となって、ヤマダ電機とそれから小規模の商店街が仕入れ等の、電器メーカーから仕入れを全部まとめてやって地域の家電屋さんに卸していくというふうなことで、家電屋さんについてはそういう安い、みんなで仕入れるものですから安いものが入ってきますし、また、いわゆる組合については、地域で修理できることによって、その商店主ももうかるし、その仕入れた商品が維持管理も含めて地域のプラットフォームとして活用できているというふうなことらしいんですけれども、そういうシステムもございますし、またもう一つは株式会社全国商店街支援センターというのがあるんですけれども、これは中小企業4団体、全国商工会連合会と日本商工会議所、全国中小企業団体中央会、全国商店街振興組合連合会が出資して株式会社をつくって、そういう地域の意欲ある方々を研修で招いて経営ノウハウ、それから経営診断等、実践したコース、研修コースを設けているそうなんですけれども、町としては何かというと、やはりそういう情報提供とか、商工会もそういうメディアを持っているかもしれませんけれども、やはり地域でそういう情報を持っていない人たちへの情報提供とか、それから研修に参加するだけの助成とか、そういう活用もできて、町にそういう事業体が残っていくような流れへ支援も必要かと思うんですけれども、その辺どう考えますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にここも町内でのそうしたいろんな各種商店の皆さんの、本当に経営的な意味で人口が減っていく。まさに、お話があったように、この町内での消費というようなものも大型店に流れたり、また地域外に流れたりというふうな部分で、本当に極めて厳しくなってきている中での継続というふうなものは、私もある意味でここは非常に心配をしているというか、そういう思いであります。 地域に、これさっき言ったパン屋さんもそうですし、私どもの三川の駅前も唯一の店がなくなったというか閉店いたしました。閉店して、本当にそうした面での、なくなってからまさにそうした部分で困ったなというふうなものが出てきたりですね。 ですから、ある意味それが現実の部分の厳しさがあるわけですので、今ご提案いただいた、お話しいただいたような、そうした様々な取組、これにあっては、うちのほうも町の商工会をはじめ皆さんと連携しながら、私も積極的にそうした部分は取り入れながら、また可能な支援はこれはしていきたいというふうに考えているところでございますので、ぜひそこは皆さんと情報も共有しながら、新たなまさにそうした必要な取組を積極的に行っていきたいというふうに思いますので、引き続きまたそうしたご指導、情報をいただければと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) お願いします。とにかく地域循環率を、所得の循環率を上げないと、いわゆる地域再生の第一歩かなと思っております。 ちょっと忘れましたけれども、聖籠町は企業がたくさんできて、それこそ東港ができる前は何もなかった町なんですけれども、東港ができてからそういう企業がたくさん来ていますし、そこの地域経済循環率というのはもう2018年で171.9%ですよね。他地域から働いてこられる方が、その地域の中でお金を落としていかれる方が多いということなんですよね。また、その中でもやはり企業がそこに投資をしてくれるというふうなことで、こういう、もうかなり循環率が高いわけですけれども、そこまではいかなくても、今半分なのがやっぱり70、80ぐらいに戻していただいて、地域の方が地域で残れるような施策のほうも考えてほしいと思いますが、よろしくお願いします。 その思いを一言返してもらって質問を終わりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に全く同じ思いでございますので、これはやっぱりどういうふうな具体的にご支援をできるか、どういうふうなところをやっていったらいいかというようなところは、率直にこれは腹を割りながら、商工会の皆さんであったり、いろんな企業の皆さんと私もお話をしながら、効果的な対策をぜひ進めていきたいというふうに思っております。 町のこの中で皆さんから頑張っていただいて、この町の経済をみんなの力で回していくというようなところが、この阿賀町の将来にとって極めて私も大事だと思っております。そうした面からも、また新たな企業というふうなところも引っ張りながら、そうした投資というふうなものも呼び込みながら、それがやっぱり次のところにつながっていくというような、ある意味でそうしたいい輪をつくっていければなと、まさにそこを目指していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ありがとうございました。これで質問を終わります。
    ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、9番、斎藤栄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川眞君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、6番、長谷川眞君。     〔6番 長谷川 眞君登壇〕 ◆6番(長谷川眞君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず初めは、この前の8月3日から4日にかけての水害について、災害時の避難場所の設定はということで質問させていただきます。 この8月3日から4日にかけての大雨は人身被害もなく、住宅被害も僅かで済みました。新谷地区の4世帯にも避難指示が出ましたが、避難先は知人宅や親戚宅であり、指定された避難場所ではありませんでした。指定された新谷生活改善センターは避難指示区域内にあり、避難場所として使えない。8月10日の全員協議会で説明を受けた際、馬取区と荒沢区も指定された避難場所ではないところに避難していました。 そこで、災害時の避難場所の設定について、以下の質問をいたします。 1、ハザードマップ上の浸水想定地域や護岸崩落危険地域内に避難所があるのはどういう理由によるものか。 2、神社やお寺も避難場所に指定されているが、バリアフリーの問題、トイレなどは大丈夫なのか。 3、阿賀町では個別避難対応は行っているのか、行っていないのであれば今後対応する予定はあるか。 2つ目が新型コロナ対策。 新型コロナの第7波が猛威を振るっています。阿賀町も感染者が急増していて、1日に20人の新規感染者の発生もありました。このような中で、第6波のときとは違い町は特別な対応をしているのか。 また、コロナ感染予防と、感染しても重症化予防に効果のあるのは現在ワクチン接種だと思います。そこで、次のことについてお聞きします。 1、ワクチン接種の進み具合は現在どうなっているのか。 2、前回説明を受けた際、5歳以上12歳未満を含む若年層のワクチン接種率が低いと聞いていたが、接種率は改善されたのでしょうか。 以上、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えしてまいります。 初めに、ハザードマップ上の浸水想定地域や護岸崩壊危険地域内に避難所があるのはどうした理由かというふうなご質問をいただきました。 この洪水ハザードマップについてでありますけれども、平成27年5月に水防法の一部改正がなされまして、阿賀町にあっては国が指定した河川、4つあります。阿賀野川、常浪川、新谷川、姥堂川、これが国が指定した4河川でありますけれども、この4河川を対象に、ある意味で策定を義務づけられたというようなところでありますけれども、その浸水想定区域の指定の前提となる降雨条件、これも国が示したところでありまして、想定し得る最大規模の降雨というふうなところでありますけれども、1,000年に1度というふうな設定をしなさいということで、過去最大の雨量というふうなものも一つの基準にしながら、このハザードマップの浸水区域等々を設定してハザードマップを作成して、令和2年の7月に全戸配布をさせていただいたところでございます。 この洪水ハザードマップにつきましては、阿賀町地域防災計画の避難体制整備に基づき、自分の地域の避難所がどの施設になるのか、これを町民の皆様から知っていただくために、町が指定している全ての避難所の情報を掲載しているところでございます。 浸水想定区域内にあるとの理由で避難施設から外しますと、地域によっては小規模災害においても遠い避難所まで移動が必要となってしまいます。また、災害の種別や規模によっては、たとえ浸水想定区域内であっても、安否確認のための集合場所として利用するケースがありますので、洪水時にはその施設が避難所として利用できるのか、浸水の深さがどれくらいなのかなどの情報も付け加えた上で掲載をしているところでございます。 実際の災害時には、町が災害の種別、規模、今後の見通しや避難対象人数等を考慮し、避難指示等の発令と避難所の開設について決定し、迅速かつ安全に避難誘導を行うこととしておりますが、8月3日からの大雨による三川及び鹿瀬地域の避難に関しましてもこうしたことを踏まえながら、地元の区長さんや避難対象となる皆さんの意向も伺いながら、避難をしていただいたというところでございます。 今般の、特に関川村さんのあの大規模な集落の被害状況の中で、まさに避難所に指定していた集会所が被害を受け、万が一あそこに避難していたら大変な惨事になっただろうと言われている部分を、昭和42年の羽越水害の教訓を基に区長さんをはじめ皆さんの判断で、ここはある意味で危険だと、別なところへ避難をされたというふうなところが、まさにそうした中で地域の皆さんの経験値が非常に生かされた今回の対応になっているわけでございますけれども、そうしたところから見れば、何でそうしたところを避難所として指定するのかというふうなところは、まさに長谷川議員さんのご質問の趣旨というのも私としても十二分に分かる部分といいますか、納得できる部分がございますので、ここはまさにそうした今のような部分をより地域の皆さんにご理解いただくような部分でのご説明といいますか、そうした部分がハザードマップを配って終わっているというようなことになれば進まないわけでございますから、しっかりそうしたよく理解して、皆さんでお互い理解しながら、そして万が一の際は、まさにそうした臨機な対応も必要になってくるというふうな部分がございますので、そうしたところを総合的に加えながら、また地域の皆さんとよりよく互いの理解を深めていくような形で進めていかなきゃならないというふうに思っております。 次に、神社やお寺も避難所に指定をされているが、バリアフリーやトイレなどの設備の問題でございますが、現在、神社やお寺を避難所として指定しているのが、三川地域において、町内では三川地域だけでございますが、12か所あります。 現時点で神社やお寺の避難所については、一時避難所として一時的な避難や安否・安全確認をする施設というふうな位置づけでございまして、災害の種別、規模、今後の見通しや避難対象人員によって、例えば三川地域でありますので、三川のB&G海洋センター体育館などの広域避難所へ避難誘導するというふうな計画にしているところでございます。こうしたことから、神社、お寺さんについては現状の建物をお借りするというようなことで、町としてバリアフリー化やトイレなどの設置は考えていないというところでございます。 なお、ここもそれぞれの集落といいますか、地域の長年の、まさに災害時にあってもそうした意味で避難所として利用させていただくというふうなところ、そしてその安全面というふうなものの判断の中から、まさに今も継続しているというところでございます。 なお、施設の老朽化による避難所の設備整備の検討や気候変動により災害発生の状況が大きく変化し、指定避難所以外への避難も増えており、避難所の指定も含め見直しが必要であるというようなところは、私どもとしてもこれは認識をしているところでございます。 また、廃校となった小・中学校について、ふだんは廃校によって利用がありませんので、衛生面や設備の維持管理に課題を抱えております。災害時に避難所としての役割が果たすことができないおそれがあるというふうなところも、これは喫緊の課題としておりますので、避難所から外すというふうな選択肢、判断も含めながら、今後は地域の皆さんとよくご協議をさせていただきながら、ご意見いただきながら、再度地域にとっての避難所の在り方についても検討を重ねながら、避難所の適切な管理運営に努めてまいります。 次に、個別避難対応でございますが、平成25年の災害対策基本法の改正によりまして、要配慮者を対象としました避難行動要支援者名簿の作成が義務づけられております。これに基づいて阿賀町避難行動支援者名簿を作成しております。令和4年4月1日現在で743名の方が登録をしているというところでございます。 この名簿は、避難支援等を実施するための基礎とする名簿として、災害時には民生委員、区長、消防本部、消防団等の関係機関と情報の共有を行うというようなところで、避難の支援、安否の確認など実施をする、また実施してきているというところでございます。 また、令和3年5月の災害対策基本法の改正では、個別避難計画の作成が努力義務化されております。今後さらに要配慮者の皆さんが迅速かつ安全に避難が行えるよう、阿賀町避難行動支援者名簿をベースにした個別避難計画の作成について取り組んでいきたいと、いかなきゃならないというふうに考えているところでございます。 次の新型コロナウイルスのワクチンの接種関係でございますが、4回目の接種につきましては、行政報告でも少し触れさせていただきましたけれども、9月3日現在4,927名の接種を終了しております。この内訳でございますが、60歳以上の方が4,259名、60歳以上の約72%に当たります。全体の72%です。そして、60歳以上の3回目接種から5か月を経過した対象者の約80%でございます。そして、18歳以上60歳未満の基礎疾患のある方及び医療等の従事者につきましては668名が接種済みでございます。 なお、この4回目の集団接種は9月11日で終了するということにしておりまして、その時点では60歳以上の約90%というふうに接種率がなります。その後に接種を希望される方は医療機関で受けられるような体制を整備しているところでございます。 次に、若年層の3回目の接種率を申し上げます。高齢者に比べると低い状況ではありますが、少しずつ上がってきております。前回お話し申し上げました5月下旬の接種率に比べますと、20代で5.4ポイント上昇して76.2%でございます。12歳から19歳では9.9ポイント上がりまして、78.6%の方が接種を終えております。いずれの年代も、県内30市町村で見ると、2位または3位といった高い接種率を維持しているところでございます。また、5歳から11歳につきましても、63.1%が2回目の接種を終えているところでございます。 阿賀町での第7波は、7月15日以降で毎日感染者が報告をされ、お盆明けの19日にはお話があったように最多の20名となったところでありますが、高齢者の多い阿賀町においては症状が出た方が町内で検査を受けやすい体制が重要でありますので、今までのご協力いただいていた県立津川病院、そしてまた町の鹿瀬診療所に加えまして、上川診療所でも抗原検査による感染の診断をできるように体制を取ったところでございます。 オミクロン対応の新たなワクチン接種につきましては、9月前倒し実施の報道があるわけでありますが、まだ具体的なものが私どものところにも流れてきておりません。国を通して、県を通して情報が来ると思っておりますので、適切に対応してまいります。 今後も町民皆様に感染予防とワクチン接種につきましては、きめ細やかな情報提供、また注意喚起、ご協力のお願いをしていくとともに、関係機関と連携しながらこの業務を進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。よろしくお願い申し上げまして答弁と代えさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) ご答弁ありがとうございました。 それで、その件につきましてちょっと関連質問をさせていただきたいと思います。 まず、災害時の避難所の問題ですが、完璧なる避難所というのはあり得ないと私も思います。しかし、その中でどうやったら、例えば今もう100年に一遍の水害が10年置きぐらいに起こっているような状況の中で、その考えをやっぱり変えていかなきゃいけないんじゃないかと思うんですよ。それはそれこそ村上であったような避難の早期判断と場所、これがただ単純にハザードマップで避難所に指定されているからそこへ行けばいいというようなことは、もうケース・バイ・ケースで判断していかなきゃいけないと思うんですね。 そうした中で、例えば水害だけじゃなくて地震ですとか山崩れ、土砂崩れとか、そういうことも考慮した中で、ケース・バイ・ケースで、この場所は水害には安全なんだけれども土砂崩れには危険なところだとかという話もあるでしょうし、そういうことで考えた場合、今回のように、あるいは今までの例を見ますと、例えば実川島なんていうのは、これ避難所が当麻の集会所になっているわけですね。ところが実川島、もうあの橋が埋まってしまって、向こうは線路まで水が上がっている。そうした場合、じゃ、どこに避難すればいいんだとなったら、もう同じ集落の中の高台にある個人宅しかないわけですよ。そういうことを考えていかなければいけないと。 それで、そうした中で、町は新たなといいますか、今町長から説明を受けたように、避難所の位置はケース・バイ・ケースだからそれでもいいのかもしれませんけれども、こういう場合はこういうところに避難しようとか、こういう場合はここがいいんじゃないかとかというのを各地区の区長さんあたり、あるいは住民の方と今後十分詰めていって、新たな避難所なり避難体制を決めていくことは考えていませんか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今お話しいただいたことが本当にそうした実態だと思います。先ほど申し上げたとおりですけれども、このハザードマップ等々にお示しをした、町で指定した部分が全てではありませんので、むしろやはりそうした地域の自然の状況等々にあっても、一番よく知っておられるのはまさにその地域で、その地区で生活をされている地元の皆さんがある意味で一番よく知っていらっしゃる部分だと思いますので、ここは地元の皆さんと、今お話があったように、そうしたいろんな災害の部分も想定しながら、相談して決めていくというふうな手順が極めて大事なことだというふうに思っております。 阿賀町で自主防災組織というふうなところ、これはかなり率的にはそうした設立といいますか、その組織化が進んでいるわけでありますけれども、まさにそうした自主防災組織というのは地域の皆さんでありますから、今のお話の避難所等々にあっては、そこである意味で皆さんのご意見も、我々も入りながら、お聞きしながら、これはやっぱり地域の皆さんだけがよくよく知っているわけですけれども、我々行政としてもそうした地域の情報というものをより知りながら、むしろそれを記録しておくと。人が替わってもやっぱり伝えていけるような形で記録をしておくというようなところが極めて、いつ来るか分からない災害への備えになってくると思っておりますので、今議員さんからお話があったようなところが私も基本だと思っておりますので、そうした取組というようなものを協議していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) そんな中で、地元のよく現場を知っている人たちと話し合って今後避難所を、固定観念じゃなくて融通を利かせた中で定めていくという方向にぜひ進んでいただきたいんですが、それと避難の早期判断、これなんかも現場の人たちと、例えば水がここまで上がったら避難を開始するとかいうことを、いつもは決まっているのかもしれませんけれども、今後も決めていく必要性があるんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 最初の避難所、まさにこれ固定観念じゃなくて、そうした状況に応じて、またよく協議しながらと、本当にここもそのとおりでございますので、今回の特に8月4日の未明ですけれども、まさにそうした中で新谷にあっても、また荒沢、馬取にあっても、これは地域の特に区長さんと連絡を取りながら、どこに避難したほうがいいのかというふうなところをよく協議した中で、ですから今回の避難所も、避難した先もまさに定められたところでございません。今お話しいただいたとおりでございますので、そうした中で今回もある意味で臨機に避難所も決定しながら、またその対応をさせていただいてきたところでございます。 もう一つ、避難の早期判断、これはもう災害対応にあっては極めて基本的な、原則的な一番の初動でございますので、ここにあっては特に町からそうした状況を出す場合は、ある意味で客観的に、数値が雨量であったり、川の水位であったり、ある意味でそうした客観的な部分がありますので、それはその数値に達したら、これはちゅうちょなく、時間に関係なく、むしろその場で発令しながら地域の皆さんにもお伝えをしているところでありますけれども、一方、ここが今回まさにそうですけれども、実川といいますか、あそこを中心に547ミリですから、もう膨大な本当に経験のない雨でありますけれども、いざ少し離れたところへ来ると、そんなに危険なところも感じないというふうな部分があるというようなところもありますので、この広い阿賀町、やはりそれぞれの地域にもう少しそうした細かい情報も私どもは入れながら、そうした判断にあっては間違わないというふうなところがこれは本当に初動でございますので、しっかり今後も対応してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 本当に実川から逆に福島県、県境を越えた福島のほうまで線状降水帯というのができて、それだけの雨になったんだと思いますけれども、その手前には実川から山一つ、峰を一つ越えると新谷川の上流、要するに長走川の上流地であって、私も、いまだかつて羽越水害のときから初めて新谷川があのような状態になったのを見ました。50年ぶりといいますか。 そういうことが、先ほども言いましたように、100年に一遍の水害が10年ごとに起こるような状態ですから、これから水害対応、水害のことばかり言うわけではないですけれども、水害対応、避難対応を十分に考慮していただきたい。 例えば三川のことばかりくどく言って申し訳ないんですけれども、避難所が谷沢会館と、それから学習会館でしたか、小学校の跡地になっています。それとそのほかに西方寺ともう一つのお寺さんがあるわけです。これ、お寺は一時避難の場所ですよといっても、水が引かなければ、西方寺は高台にあるから大丈夫なんですけれども、もう一つのほうは高台にありますけれども、あそこからは水が引かなきゃ動けないんですよ。例えば急病人が出たといっても、そこに避難したという急病人が出といっても、そこからボートか何かで運び出すしかないと。あと、西方寺にしても物すごい階段を上って、高いところにありますから階段上っていかなきゃいけない。 ですから、そういう面では西方寺に近いほうの高台にある住居みたいなところを避難所にするとか、そういう考えを柔軟に考えていっていただければと思います。今後、今回の事例、前回の事例も、何かここ10年の間に水害が結構あったので、その辺の避難対策を町長、それから担当課のほうでしっかり練って、それと地元とよく相談しながらということでやっていただきたいと思うんですが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 先ほども申しましたが、まさにこれは地元とよく相談するということは本当にそのとおりで、基本であるというふうに私も思っております。 そしてこの避難所にあっては、これは今回も新谷のケースで申し上げますと、4世帯でしょうか、避難したのは。1世帯の方は親戚の新谷以外のところへ、もう3世帯については新谷にある、ある意味でご親戚、分かる空き家といいますか、空いているところをお借りしながら避難しました。 ここはそういうことで、もう避難したら、町の指定の避難所ではありませんけれども、避難をされている場所は避難所でありますから、そこは町としてしっかり把握をした、いわゆる臨時の避難所になりますから、しっかりここは同じような対応の中で取っていくというふうなところでありますけれども、お話しいただいたとおりでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 新谷の例ですけれども、4世帯、避難指示出したんですけれども、1軒はどうしても動かないというところがあったんですが、それについてはどのような対応をしたんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) あまり個別なことを申し上げると恐縮ですけれども、ここは私どもとしても万々が一というようなところがございますから、しっかりそれは消防団が現場に張りつきながら、川の増水の状況も見ておりますので、まさにお話があったように新谷川は、本当にここはもうすぐ橋の桁まで迫るような、本当にすごい勢いの増水でございましたので、今お話しのとおり、避難はされませんでしたけれども、私ども町としては消防団のそうした部分も借りながら、注視をしながらと。万が一の際はまさにそうした救助といいますか、避難と誘導するというふうな体制を取っていたところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) ありがとうございます。 そういうことで町民の生命を守るような避難指示といいますか、避難活動をこれからも強力に推し進めていってほしいと思います。それをお願いしておきます。 次に、コロナ対策ですけれども、今ほど、コロナワクチンの進み具合が非常に多くなって、今現在、昨日、おとといあたりでも四、五人レベルで推移して、ゼロというのはこれ6波まではゼロが多かったんですよね。それと、それから新規感染者の発生状況が単位人口当たり阿賀町の場合は粟島に次いで低いというようなことを言われていたんですが、低いからいいということじゃないです。これはゼロになったほうが一番いいのであって、そういう中でゼロには、私もそれは無理だろうと思ってはいますけれども、じゃ、重症化しないとか、感染率を下げるとかいうことであれば、やっぱりワクチンの接種率を高めていくのが今の段階では一番効果的な方法だというふうに理解しています。 それで今回、先ほど町長、所信表明ですかね、あのときにわかば保育園ということで、5歳以上11歳までのあれが、うわさでも、私やっぱり学校とか保育園のほうでこの数字というのは発生しているんだというような、うわさですから確かではないんですけれども、そういう意味では63.1%の接種率。やっぱりこれは75%以上、80%ぐらいまで持っていかないといけないんじゃないかと思うんですが、この辺の落ち度は、今後上がる予定でしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこの感染には本当に、特に重症化を予防するという意味ではワクチン接種というのは極めてというか、本当に現実的な一番というか、もう具体的にこれだというふうなのはワクチン接種しかないのかなというふうにも私も思っておりますので、そうしたところから町民皆さんにも積極的な接種についてご案内をし、お願いをし、また阿賀町にあっては本当にご協力をいただいているところでございますので、県内ある意味でトップと言っていいような、こうした状況に今来ているわけでございます。 特にこの後半になって、また今の株は感染力が極めて強いというふうなところでございますから、集団生活をしている保育園、学校、また老人施設等々にあっては、これも本当に至るところでクラスター的な発生につながっているわけでありますから、ここでもワクチン接種というようなものは極めて効果的な手段であるわけであります。 申し上げたようなさっきの率でございますけれども、5歳から11歳ですから、ほぼ小学生、保育園の年長から小学生の年代でございますけれども、63%、多分こんなに高く打っているところは、ほかは多分国内だと20%行くか行かないかではないかなというふうなところだと思っておりますけれども、これは極めて高い接種率です。極めて高いです。 やっぱり特に小さな子供、保育園等々はある意味でマスクするのも、子供たちも大変、なかなかそうしたところですけれども、接種に、ワクチンに関するやはり不安的なものは、保護者としてもこれはないわけではないというのが本当のところだというふうにも思っておりますので、ここは私どもが無理してやってくれというよりも、むしろそうしてワクチンを接種した保護者の皆さんの間でも安心感が広がっていったり、そうした中で皆でやっぱりここは接種していきましょうよというふうなところが広がっていけば、この率も上がってこようかと思いますけれども、私は今現在この数字を見て、本当によくご協力をいただいているなというのが私の思っているところでございます。 言ったように、これゼロに限りなく近くなっていくというところは目指すところでありますけれども、なかなかここはもうどこからうつっているか分からないと。みんなマスクをしている中でも、みんなもうどこで感染したか分からないというふうな状況になってきているわけでございますので、そしてまた多分ですけれども、大変あれなことを言って申し訳ありませんが、今日か明日はまた少し2桁に乗るような発表になるのかなと思います。 例えば1人家族の中で感染をされれば、5人、6人、大きな家族は、これはもう本当に家族全員がある意味で感染してもやむなしというふうな状況がありますので、ある意味でそうした目で、また皆さんからもご理解いただきながら、全体的な傾向では大きく感染者も下がってきているところでございますので、ここが本当に収まっていくというようなところをみんなで引き続きお願いしていくというようなところでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 私もこの5歳から11歳というのは非常に高い数値だと思います。ただ、だけれども、やっぱりこれももっと上げていけば罹患率とか、重症化率はどうかちょっと分かりませんけれども、子供はあまり重症化しないというふうに聞いていますから、重症化率というのはちょっとあれですけれども、罹患率というのはこの接種率を上げることによってよくなるのではないかなと思います。 それと、先ほど聞いた中で一番パーセンテージが心配なのは、20代が76%というふうに非常に低くなっているようなんですけれども、これは学校があったり勤めがあったりして接種に行けないということが原因ではないか。そう思うと土曜日とか日曜日、夜間でそういう人たち、20代でもまだ接種していない人を対象にして町内でワクチンを接種できるようにするとか、あるいは県のやっている接種会場を紹介してそっちへ行ってもらうとか、そういう進め方というのは、今現在、夜間、土・日はやっているのかどうか分かりませんけれども、それやっているんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今申し上げたのは3回目の接種率の状況でございます。3回目で20代が76%なんてほかにないと思います。それぐらい阿賀町の若者は協力を、接種をされておりますので、そうしたことでご理解を私はいただきたいなというふうに思っております。 まさに私ども希望する方にあっては、よりこうやって、今まで例えば1回目も打っていないけれども、もうやっぱり接種したいという方にあっては、これは丁寧に、できるだけ地元で接種できるようになるというふうな体制の中でそこには応じていきたいと。積極的に接種していただけるような体制は取っていきたいというふうに思っておりますので、今まさに県も大規模接種とか、以前と違うようなそうした部分の体制は、今のもう3回目というか、むしろ4回目になってきているところでありまして、新潟県は全国一の接種率の県でございますので、今現在そうした部分の取組がないところでありますけれども、まさにそうしたことが、また新しいワクチンの話もあるわけでございますから、出てまいりましたら、本当にここは希望する方がより接種していただきやすいような環境、また情報提供、ここにはしっかり努めてまいりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 本当に、これだけ阿賀町は接種率も高くて、全年齢的にそうなんですけれども、高いのに結構、先ほど町長が言いましたように、あしたは10人台というようなことで、収まりが何か全然見えないと。幾らオミクロン株で感染率の高い株であっても、これだけやっていて収まりがつかないというのはやっぱり何か原因があるのかなと。 その辺は町長、原因と言ったらおかしいですけれども、どういうところが弱いから感染率が高止まりしているんじゃないかとお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 先ほど議員さんからもお話しいただいたように、阿賀町の感染率は県内で粟島さんに次いでいいんです。2番目なんです。低いんです。ということは極めて皆さん感染率低いんですよ、人口当たりは。 これが今のこのオミクロンといいますか、今のこのウイルスの状況でありますから、やっぱりここは低いなと自信を持って言う場面じゃないところはよく私も承知しておりますけれども、これはやっぱりいろんな活動をしているわけですから、ロックダウンして動けないとなったらまさにそうしたところにも行くんでしょうけれども、みんな通常の活動をしながらの中で、まさにマスクしている人同士がこれも感染してしまうと、こういうところでありますから、ある意味でここはもう可能な限りそれぞれから今までと同様の感染予防をしていただくというふうなところの積み重ねの中で来ているので、それゆえに阿賀町の皆さんは感染率が県下で2番目に低いわけですから、私は町民皆さんのここはすばらしいそうした積み重ねの、阿賀町のすばらしさを皆さんから見せていただいているというふうに思っておりますので、なおここが少ないようなところに落ち着いていけば一番いいわけでございますから、しっかりそこはまた私どもとして可能な部分を取り組んでいきたい。 例えば近隣の五泉市さんのことを言って大変恐縮ですけれども、もう老人、特養2つで大規模クラスターでございます。どうしようもないぐらいのクラスターが発生しておりますから、あれだけの人数になっておりますけれども、私どもはまさにそうした中で、いかに感染者が出ても、そこを次に広がっていかないような取組をするかというようなところが私どもの大事なところだと思っておりますので、今の保育園の話も全くそうでありますから、しっかりそこは可能な限り広がらないような対策を続けていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) 先ほども言いましたが、低いからいいじゃなくて、目標はゼロなんですよね。その辺をゼロにはできないとは自分でも思っていますけれども、目標はゼロだということを考えて対処をお願いしたいなと思います。 それと、先ほどの避難所の関係で一つ質問し忘れたのがあるので、ちょっと戻りますけれども、個別避難の個別対応が必要な要支援者が743名いると、町内に。これは非常に大きな数だと思うんですけれども、それを民生委員だとか消防署員だとか、区長さんなんかもそうなんでしょうけれども、たまたま昼間と夜では民生委員なり消防団が動ける人が少ないから、これもやっぱり町と区で払って近くの動ける人に車椅子を押してもらうですとか、担架で運んでもらうとかというようなことも、そこまで決めておかないといけないんじゃないかと思うんですが、町長、そういう対応はただ民生委員に任せる、区長に任せる、消防団員に任せるということじゃなくて、そっちのほうにまでやってほしいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは言った、民生委員さんとか皆さんに任せるということでは決してございません。ここは情報を共有しながら、お声かけをしていただきながらというふうなところでありますので、実際の対応にあって、これはもう消防団にはまさに最前線で活躍をしていただきますし、消防本部含めながら、我々職員を含めながら、そして何よりもやっぱり大事なのは、今議員さんおっしゃっていただいたように、地域の皆さんの隣近所の助け合いであり互助であり、そうした部分が特に災害には極めて大事な、またそこができるのが阿賀町の皆さんの強さ、すばらしさでありますので、そうした面でのことをやっていきますので、まさにここは任せるというふうなところではございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、長谷川眞君。 ◆6番(長谷川眞君) いろいろとありがとうございました。 私の質問はこれで終わらせていただきますけれども、その避難所対応、災害対応につきましても、コロナ対応につきましても、これからますます一層の努力をお願いしたいと思いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、6番、長谷川眞君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから3時まで休憩いたします。 △休憩 午後2時43分 △再開 午後3時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △阿部義照君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、3番、阿部義照君。     〔3番 阿部義照君登壇〕 ◆3番(阿部義照君) それでは、通告に従いまして、一般質問について質問いたします。 一般質問に入る前に、この8月3日、4日にかけての豪雨におきまして、関川村及び村上市では人家及び施設に多大な被害を受けました。この場を借りて、被災を受けた皆様にお見舞いを申し上げます。 私もボランティア作業で、3日間ほど関川村に行ってまいりました。大変な状況を目の当たりにしてきました。一日も早くふだんの生活に戻ることができますよう心よりお祈り申し上げます。 また、阿賀町においても、人的被害はありませんでしたが、実川渓谷沿いでは国の重要文化財や町道、林道が大変な被害を受けました。早期の復旧をお願いするものであります。 それでは、質問に入ります。 近年では、警戒レベル5のこれまでに経験したことがないような大雨ということがニュースでよく聞かれるようになりました。水害はいつ来てもおかしくない状況となってきています。今後、水害における区、区イコール自主防衛組織でしょうが、及び消防団の役割は大きくなってくるものと考えられます。 多くの集落では、自主防衛組織と消防団の役割を兼ねなければならないところも多くあるかと思いますが、これらを踏まえ、6月定例会議の一般質問で水門の開閉について少し触れさせていただきましたが、再度お伺いいたします。 1点目は、水害時における区と消防団の役割体制についてでございます。町の災害時の体制については、阿賀町地域防災計画が作成されております。その中で、大きな水害時においては、町の災害対策本部と現地との間で、主に情報収集や伝達、その他に各種活動が行われていますが、その中で区と消防団の役割について伺います。 まず1点目は、水門の開閉操作は水門操作員が実施することとされておりますが、現場における水門開閉の手順を改めて伺います。 2点目は、水害時において情報が錯綜しないよう、現地においても組織としての指揮命令系統が必要と考えます。区と消防団との間の指示系統をどのように考えているか、お伺いします。 2点目に、艇庫のトレーニング器械の利用状況でございます。 阿賀町では、旧三川温泉You&湯にトレーニング器械を設置しておりましたが、平成29年に、温泉施設売却に伴い、新潟県立津川艇庫2階に移設した経緯があります。この器械の中には、一流アスリートも使用しているかなりレベルの高いトレーニング器械もあると伺っております。 私は、一般住民からこれらの器械を使用することはできないのかという話を伺う機会があり、今回質問させていただきました。運動は将来の健康づくりとも言われます。多くの人が利用できる体制が整えられればと考えております。そこで、これらトレーニング器械の状況について、以下のことについて伺います。 1点目は、どのような器械がどのくらいあり、その器械は初心者でもすぐ利用できるものなのか。 2点目につきましては、現在の利用状況はどのようになっているか。 以上、2点についてお伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、阿部議員さんのご質問にお答えしてまいりますが、関川村さんへ3日間のボランティア、本当にお疲れさまでございました。頭が下がります。 1点目の質問については私のほうから、2点目のトレーニング機器については教育長から答弁いたしますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 水門等々に関して、6月議会でまさに少し申し上げたところと重複いたしますけれども、答弁をさせていただきます。 まず、水門開閉に至るまでの手順でございますが、その前に、現在、樋門・水門等の操作管理については、津川地域及び三川地域合わせて31施設あります。うち27施設は消防団に委託をしております。極めて消防団員が地元で少ない石戸区と取上区の4施設につきましては、区へ委託をしております。 樋門・水門等の操作については、議員さんからもお話しいただいたように、この契約先の消防団員さん、また、区の皆さんから行っていただくわけでございます。 この操作でございますが、本川の洪水が支流への逆流を防止し堤防内側の氾濫を防除すること及び流水の正常な機能を維持することを目的に実施をしているわけでございますが、現場における樋門・水門の開閉の手順については、事前にお配りしているというか、契約の当時にあります阿賀町樋門水門等操作規程に準じて運用していただいているわけでございます。 具体的には、本川から支流への逆流が始まる時点で水門等のゲートを全閉する、閉める。支流側の水位が本川の水位より高くなったときは、水門等のゲートを開くというふうなところでございます。こうしたことに、本番というかそうした事態に備えて、年4回、四半期ごとに訓練も兼ねながら定期操作を実施していただいているところでもございます。 次に、区または自主防災組織と消防団との指示系統でございますが、まず各組織の縦の指示系統でございますが、区につきましては役場から区長さんへ情報を伝達いたします。消防団につきましては、これは役場、防災の総務課から消防本部を経由して消防団幹部に伝達をし、規程に基づいた操作を行っていただいております。 今、議員さんご指摘のとおり、現地におきましては、消防団または区のこうした縦の命令系統だけでは情報が錯綜し混乱する原因になるということも懸念されますので、消防団と、または地元、区の横の情報の共有、連携を図るということが、より迅速かつ安全に対応することができるというふうにも考えているところでございます。 こうしたことから、町では洪水時における水門等操作マニュアルを作成して、水門等操作員はこのマニュアルに沿って対応していただいているところでありまして、特に内水による被害防止のための連絡体制については、水門・樋門等の操作を行う前に、今、議員さんは三川地域ですので三川地域の場合ですと、消防本部及び三川分遣所、三川支所へ連絡をし、必要に応じて関係する区長さんへの連絡や周辺住民への周知を行い、現場での縦と横の情報を共有するというふうなところに努めながら、安全で的確な操作を行っていただくということになっております。 こうしたところを踏まえながら、新たに堤防ができた、樋門ができた石間区においては、令和元年5月ですけれども、樋門操作の訓練を地元の皆さん、消防団員、また、河川管理者である新潟県など関係者でおよそ30名の参加でございましたけれども、こうした皆さんが合同で樋門操作や水害の対応、情報伝達等の訓練を実施しながら、それぞれの役割を再確認したところでありますので、まさにこうした訓練等をほかの地域でもやっぱりやりながら、そうした操作というふうなところの理解、連携強化に努めていきたいというふうに考えているところでございます。 それでは、私からは以上といたしまして、教育長に替わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、阿部議員さんの2番目のご質問、艇庫のトレーニング器械の利用状況につきまして、私から答えさせていただきます。 県立津川艇庫2階に設置してありますトレーニング機器につきましては、議員ご質問のとおり、新三川温泉ホテルみかわで使用していたマシン8台を令和3年度に移設したものであります。それ以前も、そちらのホテルみかわのほうでありましたが、そちらのほうは平成29年の温泉施設の売却に伴ってではなくて、売却したんですけれども、そちらのほうの備品、トレーニング機器についてはそのまま町の所有のまま残し、その温泉の運営会社のほうに管理を委託するという形で契約しておりました。それで、その管理会社が雇用したトレーナーが温水プールでの運動と並行して、このトレーニングマシンを使ったものを町民の皆さんに提供していたという形を取っておりました。ただ、その運営会社がご存じのとおりの状況となってしまい、そのトレーナーも今は雇用されていないということで、そのトレーニング機器が全く使われない状況になったということで、令和3年度に、今、県立艇庫のほうに移転したというのが経緯でございます。 8台のうち6台は県立津川艇庫、1台をやまぶきの里、1台は津川B&G体育館のほうに設置いたしました。やまぶきの里には座りながら脚部を鍛える器械、それから津川B&G体育館にはランニングマシンを1台、残り6台については部分的に筋力を鍛える機器でありまして、これは県立津川艇庫のほうに設置したということになります。設置いたしました器械は、全て専門的ないわゆるトレーニング機器というふうになると思います。 今、現状として設置されているトレーニング機器といいますと、県立艇庫には、移設したトレーニング器械6台のほか、バイク4台、それからエルゴメーター、ローイングエルゴメーターというのが正式な名称ですけれども、これが12台、それからベンチプレス1台が備え付けられております。また、津川B&G体育館にはランニングマシン1台、バイク1台、それから下半身の筋トレに使用する器械1台、それからベンチプレス1台で、上川のB&G体育館にはベンチプレス1台、それから腹筋台が2台、それからエルゴメーターが1台設置されております。 初心者でもすぐ使用できるものかというご質問ですけれども、初心者が見よう見まねで使用することというのは非常に危険が伴います。勝手に、いわゆる正しくない使い方をすることによって筋肉や筋を痛めるといったけがにつながる場合もありますし、過度な負荷を与えるようなことをすることによってかえってけがをするということもありますので、初心者にはそのまま我流で使うというのは非常に危険なものであるというふうに考えております。 真の効果的な運動を行うには、どのような体をつくりたいかの目標を定めて、例えばランニング等の有酸素運動やストレッチ、それから、そのトレーニングマシンを使った筋力トレーニング、それから食事療法といった総合的な観点から行うことが必要というふうになっておりますので、これについては先ほど申したように、それを指導するトレーナーと呼ばれる方にコーディネートしてもらうというのが一般的になっております。その運動方針に沿ったプログラムを行うことでトレーニングというものが完成といいますか、続けることでそういう効果が出てくると、徐々にでありますけれども効果が出てくるというものでございます。 現在のトレーニング機器の利用状況は、県立津川艇庫に関しましては阿賀黎明高校のボート部、ジュニアボートクラブもそうですけれども、その生徒が主に利用しておりまして、まさに、いわゆるアスリートとしてのパワーアップを目的とした使用を行っているというものであります。津川B&G体育館では、少人数でありますが、いわゆるその経験者が定期的に利用されているということであります。また、上川B&G体育館につきましては時々利用する方もおられる程度ということですけれども、私もたまにエルゴメーターをこいでいる状況でございます。 また、B&Gを含むトレーニング機器を設置するスペースですけれども、この今の現状でいいますと、エアコンの設備がないものですから、なかなか夏場、特に夏場の体調管理というか、そのところでトレーニングしながらというのはなかなか難しいこともありますし、やはりトレーナーの設置、指導者の確保というのが課題であるというふうに考えております。今後はそういうふうな形で、設備の活用を図るべく、指導者の確保や機材の利用それから施設の整備等の検討を進めていきたいというふうに考えております。 以上、雑駁でございますけれども、阿部議員さんのご質問、艇庫のトレーニング器械の利用状況についての答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 先ほど6月の一般質問で、水門のことを質問させていただきました。そしてその後、私なりに水門をどのように区で扱っているのかというのを、幾つかの区なんですけれども、聞いて回った経緯がございます。 その中の幾つかを挙げますと、まずある区では、消防団に全てを任せて、区は、区長は報告を受けるのみと。それでまた別のところでは、区と消防団で協議しながら対応し開閉を行っていると。またあるところで、今度は役員の方にちょっと伺った経緯がありまして、これは開閉については重要な判断となるので区長が指示するべきではないかというような、一応大きく分けるとこの3点がございました。 水害等で被害の発生が見込まれますときは、町は対策本部を開きます。現地でもそのような対策本部というのを開いてというか設置して、指揮命令系統はその中でつくるということは大切なことだと思うんですけれども、現地における区と消防団のつながりというのはどのように考えたらよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、阿部議員さんも元消防団幹部でございますので、何よりも知っているかと思いますけれども、別組織ですよね。これまさに今契約している部分は、消防団に契約していたら消防団が町からの情報、またそれに基づいて責任を持って操作をしていただくわけですし、ここにむしろ区とか皆さんが入ってきたら、なかなかそうした部分につながらない部分があろうかと思いますので、ここはそうした中での契約の中で、しっかりやっぱり、そうした消防団に委託しているところは消防団で対応していただくというようなところが正論だというふうに思っております。 ただ、まさにいろんな、今おっしゃるような中での部分はよくよく、さっきも少し申し上げましたけれども私としてもよく分かりますので、むしろ区の役員の皆さんも、かつては消防団の大幹部であり、我々の頃はというふうなところも当然出てくる部分もあるでしょうし、かつてと違って消防団員が少ないというふうな部分もあるので、そうしたところは十二分によく分かりますけれども、今私が基本的な部分を申し上げているわけですけれども、そこをご理解の上で、みんなでそうした連携の中で対応していただくことかなというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 確かに今町長が申されるように、相談して開閉を決めるというようなことはうたわれております。これは、阿賀町地域防災計画とか河川水防等操作規程については、そういうことがうたわれております。 私が本当に今必要だなと思うのは、実際に開閉するのは消防団ですよね、消防団の水門操作員が。それには、協議したから開けるとか閉めるという以前に、その操作員に誰が指示するかというのが大切だと思うんです。その指示する人がいないということであれば、その消防団操作員が勝手にやっているとかということになりますので、やっぱりそれを指示する人というのは必ず必要だと思います。その指示する人というのは、今のこの阿賀町地域防災計画とか、河川水門操作規程というのにはうたわれていないんですよね。ただ地元と協議してそういう対応をしなさいということで。 ですから、私としては、その指示をする人が誰なのかというのを、その消防団に渡したマニュアルがありますよね、今言いましたマニュアル。そのマニュアルにおいても、誰が指示をするのかというのが記載されていないんです。これは町の、例えばそういう防災系統であれば、1本の線があって、それが例えば臨機応変に、その指示者がいなければ次の人が指示するとか、そういうのをうたってもいいと思うんですけれども、その指示する人がいなければ水門のその開閉、作業員はどう動いたらいいのかというふうな問題が起きてくるかと思うんですけれども、そこのところどう考えますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これまた一般論で申し上げますので、万が一違っていたら、皆さん、訂正してください。 消防団には、消防団組織ですから、しっかりそうした消防団の指揮命令系統があるわけでございますから、その消防団の指揮命令系統の中で令を発していただければ、操作していただければよろしいのかなと思いますので、そこにむしろ区長さんであったり、それは参考意見とかいろんなご協力がいいのかと思いますけれども、そこの判断はまさに、その消防団に委託している部分は消防団の指揮命令系統で判断していただくということだと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 伊藤消防長。 ◎消防長(伊藤忍君) ただいまの町長の回答と同じになりますけれども、あくまでも操作するのは消防団員が操作するわけですけれども、確かにマニュアル等には誰が指示するというようなことは書いてございません。関係する行政区長と協議した上で操作することということになっておりますので、消防団員が操作する上では、当然組織上は消防団長がトップでおりますので、団長並びにまたその地元の分団長等がおりますから、その指揮命令系統に基づいて操作員が指示するということになっておりますけれども、明文化されておりませんので、誰かと言われるとちょっと回答には困りますけれども、そういうような指揮命令系統の中でやっているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 総務課的に申し上げますと、委託先は、私の手元にある資料ですと、事細かに阿賀町消防団三川方面隊第何部第何班となっておりますので、委託先がそこだとすると、細かいことを言えばそこの班長の責任というようなことになるのかと思います。 ただ、そういうことを言ってしまうと、今、町長が言ったニュアンスと消防長が言ったニュアンス、私が言うニュアンスは微妙に違うと思うんですが、根本的には町長が申し上げたことだと思います。消防団の指揮命令系統の中で判断するということが絶対的に必要なことなんだろうなというふうに思いますので、誰がということになれば消防団長もしくは三川方面隊長ということが正解なのではないかなと。 ただ、町長も冒頭に、回答の冒頭に一般論としてというようなことをお話をされておりますので、現実的には、そこにいる一番詳しい方々の協議の中で、最終的にどうだと判断するのが三川方面隊長であったとしても、三川方面隊長がそこをよく分からないというところも当然あるかと思うので、そうしたような流れの中で判断されるべきというふうに考えます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今まさに三者三様のお答えを申し上げたところでございます。ということは、これ今議員さんがおっしゃるとおり、はっきりしていない部分だと思いますから、しっかり今のここの質問、議論をやっぱり具体化はしていきたいというふうに思っておりますので、少し時間をいただく中で、そんなに、もういつ降るか分からない雨でございますので、少し時間をいただく中で、今のところをある意味で明確化していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) もうこの水害というのは自然災害で、これは本当に誰の責任というわけではないです。被害を起こさないように、また、起きたとしても最小限に済ませればと誰もが思っていることだと思います。現地でスムーズな作業ができるように、区と消防団の組織としての指揮命令系統は、これは絶対私は必要だと思います。 そこで、ここに書いてあるこの間配られたというマニュアルですね。このマニュアルには、やっぱりそこのところはきちんと、命令系統というのは記載すべきではないかと思いますので、そこのところを、じゃ、今後検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、艇庫のトレーニング器械の利用状況についてということで、改めて再度伺います。 先ほどの質問の中で私もありましたように、ある会議で艇庫のトレーニング器械を使えないのかという話があったので、今の質問でさせていただきました。私も実は艇庫を一度見せていただきたいということで、見に行った経緯がございます。かなりの器械がそろっているというふうに私自身感じました。でも現在は、話によると、高校生のボート部、またはジュニアボート部のみしか使用されていないというようなことの説明を受けたわけでございます。 私はこんな質問、長たらしくではなくて簡単に、率直に言うと、今の艇庫のボート部よりもっと広い場所で、一般にも開放できないかというのが私の率直な考えなんです。でも、それで、その場所を私なりに考えたのが、B&Gの3つあるうちの1つの体育館をそういうものに使えないかとか、いろいろ考えたんですけれども、実際に今のまだ利用状況が把握できていないものですから、今の場所でそれなりに開放できないかと。それでまた県の施設でもありますことから、どんな制約があるか、これは検討も必要かと思いますので、そこで手始めに、現在の場所で週1回程度の開放日をつくっていただいて、そこで利用できないかというのをもう検討していただければと。うまくいけば今後の使用状況というのをまた、週1回が週2回になるかも分かりませんけれども、とにかく週1回程度の開放日をつくっていただいて、一般の人でも使用できるようにしていただきたい。 あの場所は休みの日、例えば平日昼間行くと阿賀野川の眺望がすごくいい場所なんですよね。そういうところで運動できるというのはなかなかいい場所だなと私自身考えておりましたので、その点についてひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほどの要望といいますか、再質問のほうでお答えさせていただきたいと思います。 やはり、今こういうスポーツの多様化といいますか、こういうトレーニングマシンを使った、体を鍛える、健康を維持するためのそういう利用というものがかなり一般化しているというのが現状であると思います。 ご存じのとおり、いわゆるスポーツジムと呼ばれているもののところの利用がかなり県内でも増えていますし、今は女性専用のスポーツジムも民間にはあるということも聞いておりますので、やはりこういう需要というのは一般論から言えばかなり高いだろうなというふうに考えておるところでございます。町の需要がどれだけあるかというのは、先ほどそういう意見もあったということですので、やはり潜在的にかなりあるのかなということを考えておるところでございます。 それも受けて、実際本当はホテルみかわでやれていたことができなくなったことが原因で今こっちに移したけれども、実際そこで運営して運用ができていたそのトレーナーがいなくなったことによって、今利用ができないというのが現状なんです。いわゆる人材の確保というのは本当に急務でございまして、私どもとしてもホテルみかわでできていたそのトレーニングマシンの利用、一般の町民の利用というのが今できていないというものに対してはかなりじくじたるものがあるというのが現状でございます。 今、やむを得ずということで津川艇庫のほうに移しましたけれども、実際、津川艇庫ではそういうふうな、日常的にそういうトレーニングを行っている人がいる、いわゆるボート部とかジュニアボートクラブの人たちが使っているということで、今はそちらのほうに移設いたしましたけれども、状況によってはトレーニングマシンの津川艇庫の中でやることも物理的には可能だというふうに考えております。 あとはいわゆる県営の施設でございますので、そういうふうに開放していいかという協議も必要になってきますし、夏場、2階、あそこはちょっと戸を開けてどれだけできるかちょっと分かりませんけれども、冷房等もありませんので、その冷房は誰が設置するのかという問題も出てきますし、なかなか、いろいろなクリアしなきゃならない問題はあるのかなというふうに思っています。 あと、やはり一番ネックなのはその指導者をいかに確保するかということが大事かなというふうに考えておりますので、これを何とかクリアできないかということで、今課内では、民間のそういういわゆるスポーツジム等の、そういうところから派遣をしてもらって、先ほど議員が言われたとおり、例えば週1回、あるいは例えば月2回とかいう形でのトレーニング教室を開催した中で、どれだけニーズがあるか検討を加えた中で、今後のそういう施設開放というものにつなげていきたいというふうに考えておりますので、まずはそういう形での運用が可能かどうか、関係、県あるいはそういう高校それから、民間のところとも進めた中で、協議を加えた中で検討していきたい。検討していきます。 これは前向きなほうに、本当に実施に向けた検討というのをやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私の知り合いにも、ああいうようなトレーニング器械を使用するのにわざわざ五泉まで行っている人もおります。できれば、町に器械があるのであれば、そういうところが利用できればなというような話も伺ったところです。 それで、またあそこにはボートの練習器械がありました、この間見たとき。そうなれば、中学生にも利用できる体制をつくって、阿賀町や阿賀黎明ボート部の予備軍というのも考えるのも一つの利用方法かと思いますので、そういうのも踏まえた上での検討をひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も、少し教育長と認識が違う部分があって、あそこは芝のグラウンドといいますか、ああいう広場も造りながら、あそこの場所を一つのまさにそうしたスポーツの新しい、今おっしゃるようにもう景色も抜群でありますから、そうした拠点の一つにするために目指しているわけでございまして、そうした面からも、あそこにもホテルみかわからも移設もすれば、また、さきには新しい機器の更新もしたりしているわけでございますので、私はむしろあの場所を今ご提案のとおり、課題な現場であることは承知しましたし、特にホテルみかわである機器はまさに専門的な部分なので、指導者がいないとという機器もあるのは事実でございますけれども、慣れれば使えるというような機器もあるわけなので、ぜひ私はあそこの場所を、今言ったように皆さんから多く利用していただけるような、そうした場所にしていきたいというふうに思っておりますので、関係の皆とこれまた協議を詰めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) どうもありがとうございました。 私は質問をこれで終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、3番、阿部義照君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △山口庫幸君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、4番、山口庫幸君。     〔4番 山口庫幸君登壇〕 ◆4番(山口庫幸君) それでは、通告にのっとって、第2次阿賀町総合計画の進捗状況についてお聞きしたいと思います。 この第2次総合計画の進捗状況については、先ほど五十嵐議員もお聞きになったんですけれども、私はちょっと目標の数値的なところをお聞きしたいということと、一部ダブるところがあるかもしれませんけれども、ご容赦いただきたいというふうに思います。 この第2次阿賀町総合計画の後期基本計画というのは、令和2年から令和6年までの実施年度としております。今年度はちょうどその折り返し点に当たるということで、なおのことこの半分終わったところでの評価をちょっとお聞きしたいなというふうに思うところであります。 何点か抜粋して、できるだけ具体的にお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず1番は、学校教育の振興ということにおいて、町内外から阿賀黎明高等学校入学者数の増加を図るという目標があります。これについて、その現状及び今後の見通しについてお聞かせいただきたいと。特に、その塾生については、多分町のほうが努力されて、それなりの目標の人数は確保されていくんだろうと思いますけれども、町内の新入者といいましょうか、それについてどういう見通しをお持ちになっているか。現状、お考えになっているところをお聞かせいただきたい。 2番目ですけれども、新世代エネルギーの利活用において、多様な地域資源を活用しバイオマスや水力・風力などの再生可能エネルギーの導入に向けた取組が進むよう、事業者への情報提供と環境整備に努めると、こうなっていますが、このことについて現在どのような進捗状況かお聞きします。 3番目、農業生産環境の整備において、農地作付率の目標が現状維持となっています。現状維持というのはどういうことかというと、田んぼにおいて95%の作付率、これを維持するということになっています。これはこれが維持できているのかということをお聞きします。 4番目、観光の振興、イベント等の充実においては、観光入り込み数の目標が年間100万人となっています。これに対して、今どのぐらいの達成率になっているか。あるいはコロナ禍でちょっとこれが停滞している可能性もありますが、それも含めてお聞きいたします。 5番目、農林水産業の生産基盤の強化ということですが、特産品の年間販売額の目標が年間5,000万となっています。これは現状、どのぐらいの数値になっているかお聞きします。 6番目、農林水産業の生産基盤の強化、同じですけれども、これにおいて6次産業化農産物数の目標が40品目となっています。これは現在どういう状況か。 7番目、農林水産業担い手の育成、法人化等の共同経営の促進ということにおいて、耕作放棄地や遊休施設を活用して農林水産業体験ができる施設や体制を整備するというふうになっていますが、この整備は今どのぐらい進捗しているかということをお聞きします。 8番目、上下水道の関係ですけれども、上下水道の維持管理において、原価と供給単価の縮小ということが目標になっています。特に、今日、朝から一般質問でいろいろ議題になっているんですけれども、人口がこれだけ減少してくると、使用する水道水量が極端に減っているんじゃないかということが予想されるわけです。そうするとどうしても単価が高くなってきて、この水道設備の維持というのがかなり問題視しなきゃいけなくなるんじゃないかと。そういう観点から、この上下水道の整備と維持についてお聞きします。 それから9番、後期基本計画においては、SDGsということを中心にかなり進めるということを書いています。SDGsを原動力とした地方創生の推進をうたっていますが、これは先ほど、せんだっての7月1日に花角新潟県知事を代表理事とした一般社団法人地域創生プラットフォームSDGsにいがたというものが正式に発足いたしました。実はこの正式発足の前2年ほどですか、準備会だったんですね。その準備会で2年ほどやった後に正式に発足しました。これはここの団体に町として、正会員として入会することをお考えになっているかということをお聞きしたい。 なぜかというと、実際この新潟県の中で、6件の市町が正会員になっています。もう一つは、結構この活動、いいことをやっていまして、フォーラムとかセミナーをやっているわけですけれども、ここに参加しなくても動画が配信されるんです。その動画を見ることで、何をやっているかとか結構勉強になります。ただ、この会員でないとこれが配信されないんです。だから、たかだか1万円ほどの会費ですので、ぜひ会員になられたらいいんじゃないかというふうに思うところでこれをお聞きしているわけです。 最後、10番ですけれども、基本計画の半分が経過いたしましたが、実施状況の総合的な評価をどういうふうに評価されているのかということと、特にこのことは非常に進めていくのに著しく、今困難になっているなというものがあればお聞かせいただきたいと。 以上、ちょっと数が多くなって恐縮ですけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、山口議員さんのご質問にお答えさせていただきます。 まさに10項目ありますので、少し簡潔な部分はお許しいただきたい。またちょっと長い部分もありますけれども、お許しをいただきながら、お答えさせていただきたいと思います。 まず1点目の、町外から阿賀黎明高校の入学者等の関連でございますけれども、まさに町は、保育園、小学校、中学校と高等学校と15年教育というふうなところを基本にしながら、町の将来を担う人材を育てていくというようなことにしておりまして、まさにこの阿賀黎明高校、町内唯一の高校でありまして、阿賀学を推進する高等学校の位置づけでもあるわけでございますが、これ町内の中学校からの黎明高校への進学者は極めて減少しているというふうなところでございまして、数を申し上げますが、令和2年度が20人、町内からの進学でございます。令和3年度が10人、令和4年度が9人、まさに中学生の数も極めて少なくなってきているところでありますけれども、こうして町内の中学校の生徒全体の15%程度というふうな極めて低い状況であります。 こんな状況も懸念を受けながら阿賀黎明高校、私としては、この存続というふうなものを大事に考えておりますので、町外から入学する生徒を募集するという未来留学を実施することといたしまして、清川の保養センターの一部を定員30人の寮に換えさせていただいたというところでありますけれども、ここの寮の入りの状況ですが、昨年度、当初が9人、本年度は8人が寮に入っていただく中で、阿賀黎明高校に入学をしていただいたわけでございまして、ほかにも現3年生が広谷屋さんで下宿をしながらというふうな生徒もいらっしゃるわけでございまして、こうした部分は、町としてもまさに定員10の施設を造るということで、町外からの誘致目標も10人としているところでございまして、少し今のところはその目標に達していないというような状況にもありますけれども、新年に向けても今募集活動を行っているわけでございますが、全国でやはり、先ほどの遊佐高校もそうでございますけれども、まさにこうした高校も増えているところがございまして、選んでいただくというふうな競争もかなり厳しくなってきている面もございますけれども、これまた町としてはPRに努めながら、この阿賀黎明高校、阿賀町ならではのそうした未来留学の部分のPRをしながら、ぜひ来ていただけるように進めていきたいというふうに思っておりますが、本当にまさに、地元の中学生の進学が極めて低いということは、これは大きな課題でございまして、私もこの辺も、県立高校でもありますので、常に県教委といいますか、県へ行きながら、特に教育長さんも替わったところでありますので、私もここをどう魅力化というようなところで地元の学校ではいろいろ工夫しながら、いろんなまさに、地域の皆さんとの取組をやっていただいておりますけれども、やはりもう少し県ともよく相談しながらというふうな面も思っておりますので、実は来週13日に私、県の教育長に来てもらうことにしているんです。阿賀黎明高校での遠隔、これはもうある意味で極めて特徴ある授業もやっていただいておりますので、そうした遠隔授業も見ていただく、また寮も見ていただく。そして、目的は私と懇談をしていただくというようなところに設定しておりますので、ぜひそうした部分では行政サイドの私としても、そうした部分では一生懸命取り組んでいきたいというふうに思っております。 2点目の新エネの関係でございます。まさにこの情報提供というふうなところでの部分を掲げているわけでございますけれども、これは国が今目指しているまさにその方向でありますので、むしろ黙っていても阿賀町のこの森林資源と川と、もう一つはゴルフ場が空いて広い土地があるというようなところも、そうしたことを考えている皆さんには極めて阿賀町の情報は伝わっておりまして、数え切れないぐらいと言うと少し大げさですけれども、かなり多くの皆さんからそうした紹介がございます。 ただ、一方私どもとしては、ここにはある意味で、私もある意味で目指す方向の一つでもありますから、しっかりとした事業者というふうなところを見極める必要がございますので、ある意味でお話を聞いた段階でというようなところも相当ございますけれども、ここを具体的に進めていくとなれば、そうした部分で私も面談をしているという事業者も、これは幾つかございますので、何とか私としては早期にこうした部分での姿も見えるように、先ほども言っておりますけれども、これは町としては私は林業振興だというふうな観点の中で、今後取り組んでいきたいというふうな思いでございます。 また水力、また太陽光というふうなところも、いろんな部分での紹介といいますか、この庁舎にも来庁いただきながら町の情報をというようなところでの部分は、本当にここは結構な数があるというふうなところで私も把握しているところでございます。 3点目の農業生産環境作付率の目標の現状維持でございますけれども、この数値、水田台帳を基にして町全体の作付可能水田面積約630ヘクタールでございますけれども、これと水田における農作物作付面積、これが600ヘクタールというふうに算出しているものでございますが、まさに計画時における現状値95%を維持するというふうなところで目標を定めておりますが、稲作の状況でご説明させていただきますと、個人農業者の休廃止は高齢化や後継者不在などによってやっぱり増加傾向にありますけれども、それらの農地については、農業公社、また、認定農業者が借り受けて耕作を続けていただいておりますので、ほぼ横ばいの552ヘクタールでございます。 ただ、計画よりも20ヘクタール少なくなっているわけでございますので、これらについてもそば栽培への転作を実施するなどというようなところで、これらの全体では面積を維持しているというふうな状況でございますし、畑につきましても、今、雪下にんじんを昨年から、これをある意味でご評価といいますか、ご購入いただいて広がっているところもございますので、こうした部分も農業公社または認定農業者が中心に農地維持に努めていただいているところでございます。 4点目の観光の関係でございます。目標数値80万人から100万人へというふうなところで、かつて100万人を超えていたので無理な目標ではなかったわけでございますが、やはりこれはコロナ禍の影響を直に受けておりまして、実績で申し上げますが、令和2年度で48万人、令和3年度で47万3,000人と、半分以下と極めてやっぱり目標を下回っているというふうな状況でございますが、ここはやはりこのコロナ禍が、今はもうウィズコロナにかじを切ってきているというふうな、大事なそうしたポイントかなというふうにも思っておりますので、しっかりここは阿賀町を選んでいただける、自然豊かなここの部分をよりPRしていくというようなところだと思っておりますので、新たな観光スタイルというようなところもやはりここは切り開いていかなきゃなりませんし、宣伝情報発信が極めて重要だというふうにも思っておりますので、私自身もいろんなところをむしろ自分から進んでメディアにも営業をさせていただいているというふうなところでございますが、これまた一番最後と関連しますけれども、もう2年間でなかなかこの100万人というふうなところは極めて厳しい目標であるなというふうな認識の中で、今、ある意味で見直していますから、これは数を下げるというんじゃなくて、やはりそこに向かっていくそうした道筋といいますか、新たなやはりこのコロナ禍のやはり観光を探っていくというふうなところでの目標にしていかなきゃならないというふうに思っております。 5点目の特産品の販売額5,000万円の件でございますけれども、ひとつこれ5,000万円が特産品って何だかというふうなところの実は定義が一番重要なところでありまして、まさに私の認識では、県で言っているのも1つの産物で5,000万円あれば特産品になると言われているのが一般の5,000万円じゃないかなと思っていたところですけれども、実はこの計画をつくるときはそうじゃなくて、阿賀町が特産品として売り出そうとするものの総額を5,000万円だというふうなところの設定だそうでございますけれども、まさにここは、エゴマ、ジネンジョ、雪下にんじん、43品目あるそうでございますが、合わせると8,031万円の販売額で、近年まさにここはかなり伸びていると。その伸びているのは、やっぱりいっぺこ~とJAさんの、これが2,700万円となってというふうなところで、特にこの春からは雪下にんじんが好調だというようなところでございますが、まさにそうしたところ、ここのどう捉えながらどう進めていくかということが私も基本だと思っておりますけれども、また、皆さんにおいていろんなまさに農産物等々付加価値をつけるというふうなところが大事でございますから、この施策はよりここの数字が上がっていくように、やはりこれはみんなで知恵を出していくところだというふうに思っております。 6番目の6次産業化の目標40品目でございます。これは、現在商品化している6次商品については、えごま油、そば、山菜の塩漬けなど約30商品だというふうなところでございまして、目標に向かって順調に皆さんからこうした商品開発にも取り組んでいただいているというふうなところだというようなところで、ぜひそこへ、40品、目標に向かいながら、もう2年半取り組んでいきたいというところでございます。 7番目の耕作放棄地、遊休施設を活用した体験等々でございますけれども、ここについては実はこの計画時に、具体的にある場所を使いながら事業計画があったというふうなところが計画を上げた具体的な一つのものになったというようなところを私も聞き取りしましたけれども、そこの計画を持っていた人たちはやっぱり計画を中止したというかというような部分で、具体的に、正直言ってここについては動きがないというふうな状況でございます。ただ、まさにこうした、いろんな体験的な部分というのは極めてまた大事なところだと思っておりますから、しっかりこれはもう再構築すべく、今の検証の中で内容を検討していくというようなところでございます。 次の8番目の上下水道の関係でございます。 お話をいただきましたように、まさにこうやって人口が減っていくと使用する皆さん使用量が減っていくというふうになれば、供給単価が上がっていくというふうなところがおっしゃるとおりでございますが、これにあっては、もう生活していく上で絶対必要なインフラでございますので、ここはやっぱりそうした供給原価というようなところは極めてこれ大事に意識をしながら運営をしていくというようなところは基本であるわけでございますが、また、これ29年度から令和3年度まで、特に上水にあっては料金改定をお願いしながら、またそうした人口が減っても料金収入というふうなところも、町民皆さんにお願いをしてきたというようなところでもございまして、令和2年度の決算で比較すると、給水原価、令和2年度では78円ちょっと高くなっておりましたけれども、令和3年度では、9円その差が縮小しているというようなところでありますが、これはまさに値上げをお願いした部分だというふうなところでございます。 続いて、下水道でございますけれども、こちらについては平成29年に料金のそれぞれ4地域で違ったものを統一させていただいたところでございまして、こちらにあっても同様でございますが、令和2年度決算で処理のいわゆる原価が684円上回っていたというようなところですが、令和3年度は77円差が縮小して571円というふうになってきているというふうなところではありますが、これはまさに水道と同じような状況でございます。 しっかりまさにそうした、原価というふうなところと経営というふうなところは、上下水道にあってもしっかりそうした意識を持ちながら、これは運営をしていかなきゃならないと。むしろ本来は経営というような言葉を使わないと駄目だと思っておりますけれども、使用したいところでございますけれども、まずはこれ本当に日常必要なものですから、安定的に清潔にというふうな基本理念もしっかり踏まえながら、この事業は運営していきたいというふうに思います。 9番目のSDGsにいがたでございますが、今お話しいただいたとおりでございまして、承知しているところもありますので、まさに年会費1万円というのはある意味でそう高額ではございませんので、ここは早急に加入申込みをさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 また、今地方創生官民連携プラットフォームという、これは政府が運営する部分にも阿賀町としても加入しているところでございますけれども、この県の組織にも早めにこれは加入しながら、先ほど動画の配信とかお聞きをいたしましたので、なおそうした部分を有効的に活用しながら進めていきたいというふうに思っております。 10番目の総合計画、まさにここの中での評価、または目標達成が難しいというふうな部分でございますが、これは午前中に五十嵐議員さんのほうにお答えをさせていただいた部分とほとんど一緒でございますので、特に、ですから先ほども言いましたが、これ観光の部分でございます。ここはインバウンド、特にインバウンドに向けてもある意味で進めていこうというふうな計画であったわけでありますけれども、ようやくここが国としても入国の規制緩和を緩めてきているといいますか、そうした部分でもありますので、これは今からだと、今からというか、もう既にPRしながら阿賀町を選んでいただけるというようなところが極めて大事なところでございますけれども、ここにあってはいろんな面で、まさにそうしたところで、取り組んでいかなきゃならないというふうに思っているところであります。 また、このデジタル技術の活用でありましたり、様々な部分をやはり総合的に考えながら、まさに五十嵐議員さんにお話ししたとおりでございますけれども、この計画から2年半たった今の状況を見直ししながら、この計画のローリングも図っていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 極めて雑駁で恐縮でございますが、最初の答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) ありがとうございました。若干追加でお聞きしたいと思います。 まず、1番のその学校教育の振興のあの阿賀黎明の進学数なんですけれども、確かに私も町内から阿賀黎明に進む人が少ないというのは、かなり大きな問題かなと。これは原因といいますか、どの辺にこの原因があると、これはまだ解析中なのかもしれませんが、現時点でどのようにお考えなのか、この原因はどこにあるとお考えなのか、もし今、それはまだ確定しないことでも結構ですので、こういうふうに考えているというのがあれば教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) じゃ、私の立場で、私がまさに今思っている部分を申し上げますけれども、やはりこれは1クラスになり、そしてまた学区制がなくなって、それぞれ生徒が県内、県外も含めて、思うようなところへ自分の考えるところへ行けるという、ある意味でそうした進学の道が開かれたというようなところは大きい部分があろうかと思いますけれども、少なくなれば、例えば、もういろんな部活動を一生懸命やりたいというふうな思いがこの黎明高校の中では、なかなかこれ少人数であると難しいというような部分も影響している一つかなというふうにも思っているところでございます。 あとは、学校のことですから教育長のほうから、少しまたお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 簡潔に。 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、私のほうからもちょっと一言。一言というのも変ですけれども、単純に言えば結局、高校に魅力を感じていないというのが一番の問題だと思います。要は、進学を目指す子供にとっては、あそこでは進学、その自分たちの目標に達していない。それから、先ほど町長も言ったとおり、人数が少ないので自分のやりたい部活がない、あるいはその部活ができないというふうなことが、やはり結局、負のスパイラルのようなものが起きているのかなというふうに考えておりますので、私どもとしてはそれを打破すべく、もう五、六年前から、黎明学舎、進学を、学習支援を行うような黎明学舎というふうなものをつくった中で取り組んでおりますし、また、例えばボート関係についても支援を行っているようなところもありますので、できるだけその高校の魅力を高める、それから増やすというものをこれからもしていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 私もそのように考えているわけなんですけれども、魅力化プロジェクトということをやっているわけですよね。一番懸念することは、関係の皆さんが一生懸命ご努力して魅力化に力を入れているんですけれども、そのことと実際その進路する生徒さんや生徒さんの親御さんとの価値観がちょっと擦れ違っているんじゃないかと。こちらが魅力だろうと思っていることが魅力だとして伝わっていないんじゃないかという懸念が私は一番あって、そのままずっと進めることはますますそこの乖離が大きくなってしまうんじゃないかという懸念がちょっとあるんですけれども、もしそのことについて何かご意見があればお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 確かに、今の保護者の考え方というのはかなり多様化しておりまして、自分の子供の進む道というものを一番に考えた中で、例えばそれに最適な学校はどこだというふうな選び方をしているという意味では、昔のいわゆるその距離、通学距離とか、お金の問題とかというふうなもの等にとらわれず、今の親御さんは考えているんだろうというのがやはりあるのかなというふうに考えております。それを一つ一つ洗い出した中で魅力化を進めようというふうには考えておりますが、なかなか多方面にわたっておりまして把握し切れていないというのが現状であるというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 難しいと思うんですね。教育長さんがおっしゃったとおりだと思うんですけれども、今後も努力していただきたいと思うんですけれども、もう少しやっぱり止まったほうがいいかなと。総花的にやるというよりも、この高校はこれが特徴だよというのがないとなかなか困難じゃないかというのは私が思うところですので、今後もご努力いただきたいなと思います。 続いて、観光についてなんですけれども、なかなかコロナで思うとおり進まなかったわけですけれども、少し原点に返って考えたいと思うんですけれども、そもそも観光って何のためにやるんだろう。観光というのが阿賀町にとってどういう意味があるんだろう、なぜ重要なんだろうという、そこに一回立ち返って考えなきゃいけないんじゃないかなと思うところです。 午前中から、非常に人口減少問題が大きくクローズアップされているんですけれども、これは総務省のデータによると、人口が1人減ると消費支出が130万減ると言うんですね。それは当然年齢によって違いますので、ざっくり言って130万消費支出が減ると。じゃ、阿賀町において年間どのぐらい減るかと言ったら、その年によって違うんですけれども、300人減るとしたら3億9,000万の消費支出が減るんですよ、約4億ですよ。4億の消費支出が毎年減ってくると、そういうふうに見なきゃいけないと。これを何でカバーするか、これをカバーしないでそのままだと、当然その経済の空洞化が起きて、斎藤議員のときに議論になったように町内のいろんな事業がなくなったり、そこにつながっていくわけですので、それをこの消費支出が減る分をどういうふうにカバーするかという、その一番大きな方策が観光じゃないかというのが、私が考えるところなんですね、意味合いは。 そういうところを目標に置いて、ぜひ観光に取り組んでいただきたいなと。そうするとだんだん数値がはっきりしてくると思うんですね。年間4億ずつ減っていくんですから、そのうちの何割を観光で挽回するんだといえば、逆算していけば、その単価が幾らだから何人呼ばなきゃいけないと。そういうふうにぜひ考えていただきたくて、単純にそのイベントを多くやればいいと、そこでイベントが悪いと言っているんじゃなくて、そこで足踏みしていてはいけないというふうに思うわけですね。ぜひそういうふうに考えて、観光に取り組んでいただきたいなと。 コロナ禍の観光のありようも、私も一般質問で前に取り上げたことがあるんですけれども、ぜひ従来とはちょっと違った方向のアプローチが必要と思われますので、そういうことも研究していただいて、ぜひその観光は力を入れていただきたいなと思うところです。 町長、どうお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も、先ほどの100万人とか、まさにそうしたそこの数じゃなくて、これは本当に今議員さんおっしゃったように、そこの数を競うのじゃなくて本当に中身というか、目指すところというふうなところをやっぱりみんなでそこは共有しながら進めていくというようなところだと思います。 このコロナ禍、少しやっぱり残念なのは、そうした中でそれぞれの観光の皆さんも、それぞれが本当に極めて大変な状況になっていますから、私はかつては観光協会も少し担当もさせていただいた時期もあるんですけれども、むしろあの頃はみんなで一つのところを目指してやりましょうというふうなところを掲げると、みんなで一生懸命やった時代がありました。やはり自分のところが極めて大変であると、そうしたところまで目を向けたくても向けないというような状況にもあるのかとも思いますけれども、ただ、そうじゃなくてまさにそこをやはりみんなで一つの目指す方向をつくりながら、これを進めていくというふうなところだと思いますので、それがそうした、我が、今言うように、まさにこれは町の観光というのはやっぱり大きな産業でございますから、しっかりそうした、外から来ていただいてこの町で消費をしていただいて、いろんなつながりもできる中で先にもつながるのが観光でもありますから、しっかりそうした本来の部分を、今おっしゃっていただいたような本来の部分も、ここは意識をしながら観光行政というようなものは進めていかなきゃならないというふうに、私も改めて思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 次、5番目の特産品の販売額の目標の5,000万円についてです。 これは、私も今町長がおっしゃったのと全く同感です。これ1種目かなと思いました。これは全部で5,000万と。これはちょっと目標が低過ぎるんじゃないかと。達成したことは可としなきゃいけないんですけれども、やっぱりこれは目標が低過ぎますよね、特産品というからにはやはり5,000万ぐらいの売上げがなきゃいけないと思うわけです。 そして、これは1種目5,000万じゃないかと。もしこれでこの2年半の結果で目標が達成したんであれば、次に新たな1種目5,000万に目標を変えていただきたいと。そうでないと、ほとんどその数字の意味がなくなってくると。これを例えば関係した人数で、関係した農業者で割り返したら1人幾らになるんだという話になってしまいますので、まさにそういうふうに思います。 ぜひ1種目5,000万円で、そばと何と何は5,000万円を達成したいという目標にしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 同感でございます。ある意味で目標値というか、目標じゃないのかなと。まさにそうした部分の数字であるなと私も認識をしたところでございますので、しっかりそれぞれある意味で1つの産物にしても、それぞれやっぱり現状の数字があるわけでございますから、それをどう思っているか、そしてまたその持っていく道筋も含めながら、そうした部分をやっぱりつなげながら、ある意味で現実的なところを次は目指していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。
    ◆4番(山口庫幸君) 次に、7番の問題ですけれども、これは当初、計画されていた事業者がやめたので中止になったということですので、だけれどもこれせっかくこれはあるので、これを有効に、この項目を有効に使いたいと思うわけですね。 それはどういうことかというと、最近若者が農業を起業する人がちょっと増えてきたんですね、町の努力もあって。こういう人たちと話をすると、非常にみんな悩んでいるんですね、いろんな問題を抱えていて。それは、誰かに聞けばいいのかというとそんな単純な問題じゃないんです。じゃ、町に、農林課へ行くと何か答えてくれるかとか、普及所へ行くと何か答えてくれるかという問題じゃないんですね。やはり自分で考えて自分で答えを出さなきゃいけないという問題が多いんです。とするならば、そういうその勉強するグループといいますか、研究するグループを町内につくるべきじゃないかと。それでそういう同じ思いを持った人たちが切磋琢磨して議論することで問題解決をするということが、私は一番現実的であるし近道じゃないかと思うんですね。 せっかくこの項目があるので、この後半の体制を整備するというところを生かして、そういうグループといいましょうか、それをつくることはいかがでしょうかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私もぜひそうした部分は立ち上がっていただきたいというふうに思います。ただ、ここを仕掛けるだけ仕掛けても、やはり続いていくかどうかというのは、本気になってそうしたところに取り組むかというふうなところだと思いますので、まさにそうした人が音頭を取りながら仲間を、例えば2人でも3人でもスタートはいいのじゃないかなというふうに思いますけれども、ぜひそうした仕掛けをしながら、これは今おっしゃるようなところにつながっていくというようなところは、期待するところで支援をしたいと思うところでありますので、そういう意味でもこの項目といいますか、この目標自身は残しながらやっぱりそこに向かっていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 続いて、上下水道の問題ですけれども、その人口が減って使用する水が少なくなってくるのも問題ですけれども、もう一つは設備の老朽化なんですね。 私もちょっとうろ覚えで申し訳ないんですけれども、たしか償却率が70%を超えているかなと思うんですね。ほとんどもう古くなって漏水が非常に多くなっている。ますます原価が高くなっているんですね。 だから、このことについてはあまり問題を先送りしないで、やっぱりここに対策を取っていかないと、後でまとめてやろうとしてもちょっと大変になるんじゃないかなと思うんですけれども、古くなった設備の老朽化対策についてはどのように考えられていますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これもまさに、これは長寿命化といいますか、そうした部分も目指しながら、そうした計画も立てながら、やっぱり順次これは更新していくというふうなところしかないわけですけれども、その順次が、これだけの広い町ですから、これだけの相当の延長もある中で、例えば1区域、地区をやるにも何年もかかってしまっているところがあるので、このままのペースでいいのかどうかというのは、そうした部分もありますので、ここはそうした計画というふうなものもあるわけですから、しっかりそこを再度、その計画もより現実的なものかというようなところも含めながら、ここはなくてはならない水と下水道でありますから、しっかりそうした感覚の中で取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 最後になるんですけれども、ちょうど後期基本計画が半分の2分の1を経過したところで、町民に対して進捗状況をペーパーか何かで報告する、広報になるのか、そういうご予定はあるでしょうか。ぜひこれをやっていただきたいんです。 この基本計画ってバイブルですので、これがどうなっているかという報告は、5か年計画の半分を過ぎたところでぜひやっていただきたいと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 午前中の一般質問来、お話が出ている審議会でいろんな話がやっぱりなされました。今の計画そのものが、コロナのせいにするというわけではなく、コロナによって変わってきているところがあるというところは審議会の委員の皆さんが言われているところでありますので、まさしく、2年を待たず、今の後期計画の2年半が終わった検証をすると同時に、若干前倒してでも次の一歩を踏み出さなければいけないんではないかというご意見もいただいているところでありますので、長のほうと相談しながら、その辺は進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) これで私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、4番、山口庫幸君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、8番、入倉政盛君。     〔8番 入倉政盛君登壇〕 ◆8番(入倉政盛君) それでは、3点ほどお伺いします。 町の個人情報保護条例とデジタル関連法、これはデジタル改革の一環として行われているわけですけれども、2021年5月にデジタル関連法、これには6つの法案があるわけですけれども、デジタル庁の設置もそうですけれども、が成立しました。 関連法の重要な柱の一つが個人情報保護法の改定です。自治体の個人情報保護条例がそれぞれ設けてきた個人情報保護の規制が、これは各自治体で規制が、多少条例は違うので、データ流通の支障になると国のほうは言っているわけですけれども、改定された個人情報の保護法の全国的なルールの下、一元化することになりました。 国は自治体に、2023年4月の改定法施行に間に合うように条例の改廃を求めておりますけれども、国は個人情報保護法施行条例を制定しろと言っているような内容ですけれども、自治体の条例が築いてきた優れた到達点を改廃することにつながる懸念があります。町の個人情報保護条例を廃止して国が示すのは、個人情報保護法施行条例を制定し、町の個人情報保護条例を白紙にすることではないのかと懸念されるところがあるわけです。 自治体の個人情報保護制度は、国に先行して条例が整備され内容も発展させてきた点で、地方自治の象徴的な一つではないかと思います。このことに関して町長の考えをお伺いします。 2番目に、医療介護総合確保促進法に基づく新潟県の計画はということで、推進法の成立によって都道府県に「基金」の増設が行われました。計画に基づく実施する事業の計画期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までとすることになっています。 町ではどのような事業を計画しているのか、次の4点についてお伺いします。 ①は居宅における医療の提供に関する事業目標。訪問介護を実施する事業、訪問栄養指導を実施する事業。 ②介護施設等の整備に関する事業。 ③医療従事者の確保に関する事業。 ④介護従事者の確保に関する事業です。 それでは3番目、ただいま町でも3市町でもって広域事務組合の建設に取り組んでいるところですけれども、増えるごみ処理対策を国の廃棄物処理をめぐる新たな方針が環境省の廃棄物処理の在り方が、焼却中心から、減量、資源化を優先に変化しております。廃棄物行政の根幹である環境基本法、循環型社会形成推進法、プラ資源循環法に沿った3Rを重視した分別回収のごみ行政を進めていく必要がある。現在建設中の広域ごみ処理も含めて、今後、3市町の取組も重要だと考えますけれども、町としては今後どのような取組をされていくのかお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、入倉議員さんのご質問にお答えをしてまいります。 最初の個人情報保護条例と法案の関係でございますが、この前提につきましては、経過等については、今、議員さんからお話しいただいたとおりでございますので省略をさせていただきますが、まさにこの改正法の内容を踏まえまして、各地方自治体が制定している個人情報保護条例については、令和5年4月1日までに所要の改廃を行うことが求められているわけでございます。 入倉議員さんの質問のご趣旨としては、今般の制度改正によって地方自治体が国に対する先駆的、先導的に発展させてきた個人情報保護に関する制度が後退するのではないかというご懸念かというふうにお聞きをいたしました。この点については、改正法の審議過程においても同様の指摘がなされているようでございまして、議論されているところであります。各地方自治体は、住民と直接的に関わる施策を実施するため、必然的に大量かつ多様な個人情報を保有することから、独自の条例により必要な保護条例措置を講じてきた経緯があるわけでありますが、一方、求められる保護水準を満たさない地方自治体もあるといったようなことから、全ての地方自治体等に適用される全国的な共通ルールを法律で規定することとされました。その上で、地域の特性に応じて必要な事項については条例で規定することが法律上許容されているため、後退することはないというふうに私としても判断をしているところでございます。 現在、12月定例会議へ関係条例の整備に係る議案を上程させていただき、議会のご審議をお願いすべく精査、検討をしているところでございます。 令和5年度からは、条例でなく、法律の規定に基づき個人情報保護を行うことになりますが、今年度中に制度改正の内容について職員の理解も深めるための研修も計画をしているところでございます。引き続き個人情報の適切な管理に努めてまいります。 2点目の医療介護総合確保促進法に基づく新潟県計画と町の計画についてでございますが、この計画といいますかこの国の制度については、医療介護総合確保促進法は平成26年に制定されたものでございまして、各都道府県に地域医療介護総合確保基金が設置され、新潟県では平成27年度に計画がスタートし、この計画は毎年更新しているものでございまして、まさにこの基金等々も活用しながら、阿賀町においても小規模多機能の施設であったり、そうした必要なところに基金を充当していただいてきている経過もございます。 現在の県の計画は令和4年1月に更新されたものでございますが、ご質問の①居宅等における医療の提供に関する事業目標、これについては最新の県の計画にはございません。②についても、令和2年度の計画にありましたが、令和3年、令和4年の計画には計上されておりません。④についても、令和3年度計画にありますが、令和4年計画には計上されておりません。というのも、これ基金から相当の年数がたちまして、既に基金の残高というようなものも極めてこれまた少額になってきているところでもございまして、むしろ今は医療の再編といいますか、ここがやはり県として国として目指すところでありますから、この残っている部分については、医療を主体に県としても計画をしながら充当していくというふうなところでございますので、③の医療従事者の確保に関する事業目標については今の計画に計上されているところでございまして、令和6年の県の目標数値としては、人口10万人当たりの医師を222人に、看護師を1,467.2人に目標値を設定しているというふうなところでございますが、この計画は県の計画というところでございまして、市町村やそれぞれの病院を積み上げたというふうなものでございませんので、そういったところでご理解をいただきたいなというふうに思います。 そうしたところから、直接①から④ともに、阿賀町に関する数値は、この中には具体的にはないというようなところでありますけれども、ただ、阿賀町にありましては、介護、医療両面におきまして極めて大事な施策でございますので、現状のサービスの維持を含め、質も落とすことなくしっかりと町民本位の地域包括ケアの体制を継続してまいります。 続いて、3点目のごみ処理の関係でございます。 お話しいただきましたように国では、3Rを重視したごみ処理対策として、分別回収の推進により、焼却ごみから再資源化、リサイクル化を促進し、資源面での循環する社会形成に向けて、法を順次整備をしているところでございます。 これも行政報告で落として私も大変恐縮でございましたが、7月13日に五泉市内におきまして、五泉地域広域衛生組合で整備を進めております中間処理施設の起工式を執り行ったところでございます。ここの中には、新たにマテリアルリサイクル推進施設も整備をすることとしておりますので、ペットボトル以外のプラスチック製の包装容器、容器包装マークのついた廃プラ製品、これを再資源化、減量化を図る施設として、これらも機能させていくというところでございます。 阿賀町では、ごみの減量化に向けて、この五泉市、阿賀野市では実施をまだしていない指定ごみ袋制度は早期に導入した中で、各家庭からご協力をいただいてきているところでございます。また、段ボール、新聞、雑誌類、ペットボトル、白色トレー等々は、再資源化等を目的に、分別収集を進めているところでもございます。この令和7年度から五泉の施設が稼働になりますと、五泉市、阿賀野市、阿賀町、それぞれから搬入したごみの量を基に運営費の負担金が計算されるというふうなところもありますので、私としては、ごみの減量化に向けて一層資源化を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 具体的には、ごみの量でございますし、この生ごみにあっては7割から8割が水分というふうに言われているところでございますので、これらを堆肥化しながら農地に関連する取組であったり、また、今のバイオマスタウン構想にも掲げているところでございますけれども、天ぷら油などの廃油の燃料活用というふうなところも、ここらはある意味で航空機においては極めて進んでいる分野でもありますので、いろんな取組を今年度中に方向性をまとめながら、町民皆様のご意見もいただいて、また丁寧にご説明を申し上げながら、今後ご協力をいただいていくように進めていきたいというふうに考えているところでございます。 なお、この新たな焼却施設で燃やすことが可能だというふうなものにあっては、これはそれぞれ五泉、阿賀野市、阿賀町それぞれの自治体の考えの中で分別を進めていけばいいというようなところでありますから、阿賀町は、これは全部一緒にそろえるというふうな気は私としてはありません。町民の皆さんから理解してご協力をいただける範囲の中での分別をしながら、燃やせるごみにあってはそのような形で進めていきたいと思っておりますし、これは相当運搬距離が長くなりますので、町の負担もかなりかかってまいりますけれども、これを町民皆様に転嫁をするというようなことになれば極めてこれまた大変なことでありますから、私はそのごみ袋の今の料金設定等々にあっても、慎重にこれは判断しながら進めていきたいというふうに考えているところでございますので、まさにこうした部分も早期に方向を決めながら、町民皆様にご説明、お願いをしていきたいと思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) ありがとうございます。 デジタル関係の条例の改廃なんですけれども、町長は条例を住民の立場でやると言われましたけれども、国のほうでは、200個問題で、いろんな自治体があるので、一律化するということで、この条例に従ったものを使わなければ駄目みたいな様子になったと思うんですよね。それを町が自由にできる条例というのは限定されてくるというわけです。その中で、町民の皆さんが安心して個人情報を守ることができるかどうかという話になるわけですけれども、町の阿賀町条例    を見ると、この目的というのが町民の基本的人権を擁護することが目的であると。これが維持できるかどうかが重要な条例の改廃だと思うんですよね。 そこで、このまた2条には、この実施機関というのは町長を含め、教育委員会などの各委員会ですよね、あと議会も含まれているんですよね。ただ、今回は、この議会というのは独立機関であるために対象外になっていると、条例の改正は。その辺のところ、町長はどのように考えていますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) おっしゃるとおりでございます。 まずはこれやっぱり、もう成立した法に従いながら、私どもは、町の行政もこの個人保護条例についても、それに沿った中で進めていくというようなところが原則でございます。ただ一方、例外的に、今お話があったような、そうした町独自のものというようなところも許容されているわけでございますけれども、そこは今その洗い出しを行っているわけでございますけれども、原則的には国の方向の中でしっかりと、準じた中で進めていくというようなところで考えております。 今、入倉議員さんが懸念される基本的なまさに個人のそうした情報であったり人権であったりのところは、しっかりこれはむしろ今度は法律の中で守っていくというふうなところであろうかと思っておりますので、今その洗い出しを行っておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 私の個人の考えなんですけれども、自治体は個人情報保護の最後のとりでだと私は思っているんですが、これは、自治体は個人情報保護のために必要であれば国のガイドラインを変更させるぐらいにやっぱり主張していかないと、押し切られてしまうんじゃないかと私は考えているんです。このデジタル化政策に、なし崩し的にならないように町長も頑張って対応していただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そこはまさにしっかりと、大事な町民皆さんのそうした個人情報でございますから、しっかりこれは今まで以上に保護していくというふうな基本的な考えの中で、この作業は進めてまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 2番目の促進法、促進には期限がないと言われているんですけれども、町長は介護よりも、私もちょっと思ったんですけれども、この予算の数を見ると介護よりも、これ地域医療構想の関係で、医療のほうに重点を置くという話みたいになっているんですけれども、今後また県のあれによって、今本当に介護とかそういうものが大変な状況になっている中で、その予算が取れないということは、地域の皆さんにとって大変なあれなんですけれども、どっちを重点に置くかというのは、県の方針としては、医療の充実に基金を使うという方向になっていると思うんですけれども、その辺のところ町長はどういうふうにお考えになっているんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにここは一旦延長された部分かなというふうに私は理解しております、3年度から。もうある意味で一旦は、国についてもまだまさにそうした医療的には課題が大きいからというようなところで延伸をされたのかなという認識でおりますけれども、変えるのが必要、不要だとか全くそういうことではございません。これは残っている基金を県としてどこに重点的に使っていくかというふうなところでありますから、この基金は、まさにこういう形だと思いますけれども、県は県でしっかりと、私もその策定委員の一人ですけれども、県のいわゆる町でいえば介護福祉、介護保険計画を策定しているわけでございますので、しっかりとそうした目標数値を定めながら具体的に計画を策定しておりますので、こことはまた、これがないから何もやらないというようなことでは全くございませんので、ひとつそうしたことで私もここは必要な部分を意見も申し上げながら、しっかりと活用してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) この廃棄物処理の問題なんですけれども、町長もこの間のニュースの中にあったので、そのごみ発電と、やることになっているんだけれども、プラスチックの分別処理ラインを造ってやると言うんだけれども、果たしてどういうふうな形で発電量の効率化を求めるか。例えばさっきも言われたけれども、食品廃棄物というのは70%か80%が水分で燃料をいっぱい使うという話なんですけれども、あの焼却炉の中で、今ちょっと、阿賀町は遅くなってからその広域場を造ったんですけれども、各自治体で早くやっているところにいろんなトラブルとか問題が起きているというのはご存じでしょうかね。 例えば、廃プラをやると、燃焼したところに釜の中に黒い残渣が残ると。そうすると、故障とか何か起こるということになるんだけれども、今環境リサイクルの関係で選別をやると言われたんだけれども、その熱量をどういうふうに確保すると思っておられるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今専門的なご質問をいただいたので、少しそこには具体的に私も答えるだけのものがなくて大変恐縮でございますけれども、ここはそうした当初から、燃やせるもの、またそうした分別しながら資源化していくもの、そこを定めながらこの五泉での新しい施設での炉といいますか、そうしたところも計画しながら、そこから発生する余剰の電力については売電をするというふうな計画で進めてきておりますので、今入倉さんがおっしゃったように、そうした燃やすものによって、まさに、機器の安全運転に若干支障が出ているケースがあるというようなところのお話もありますでしょうけれども、むしろこの売電というのはもうかなり以前から進んできている部分でもあろうかというふうに思っておりますので、施設でもそうした先進地の視察も行いながら、またある意味で、専門の設計屋が入る中での施工でございますので、私はあまり大きくは心配していないところでありますけれども、今いただいた意見というものはしっかり組合のほうにも私からも伝えていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 改編によって方針を変えたおかげで、ごみの大型焼却炉の建設、高効率ごみ発電、現状に合わない広域処理を自治体は押しつけられてきたわけですよね。方針の転換によって、これから大型処理をやらないところにとっては自治体にとって歓迎すべき内容にはなっているんだけれども、当面の間、急にそういうふうに、阿賀町も今もう造っているからしようがないんだけれども、そういう自治体からそんな急に言われてもできないという反発の声も出ているんです。 そこで、国のほうとしても、当面の間は焼却のほうに転化すると。国会のほうでは、それは今さっき言ったように駄目だと言うんだけれども、そういうふうな地方からの声が上がってきて、焼却も当面の間いいですよと。そうなってくると、今度はそれが結局ごみ減量につながるかどうかという一つの課題がまた出てくるわけです。本当にその3Rのリデュース、発生抑制と再利用をやってくれば、そことの発電の効率化ですよね。どうやってやっていくかということが一つの課題になると思うんだけれども、そうなれば結局、町のほうで町民の皆さんも含めてこの3Rを徹底的にいけばごみの減量化もできるし、さっき言われたように搬送の経費も落ちてくると。本来ならば、大型の焼却炉の、これからやれるところというのは、施設も減少できて町の財政負担も少なくなってくることで歓迎されているところなんですけれども、町としてはその辺のところをどうやってカバーしていくのか。この3市町村で考えていくことなんだろうと思うんですけれども、その辺のところをどうお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは私が就任する前から既に動き始めていた道でございまして、今まさにそこが形として工事が進められておりますから、私はそこをより現実として受け止めながら、阿賀町としてどういうふうな形の中でこのごみ行政を進めていくべきかというふうなところを基本にしながら、町民の皆さんへの、まさに今言うような、これさらに資源化へのお願いというふうな部分も、私としては考えている部分もありますけれども、しっかりそうした、今言う大きな課題というか、国レベルの課題も当然あるというようなところも、今お話を聞いて認識をいたしましたけれども、私としては、この今進めている部分に現実的に対応するというふうなところと、これはやはり、せっかくのものを国の考えるように、これは資源化にできていくというふうなところは、極めてやっぱり大事な視点だというふうにも思っておりますので、併せながら具体的なところをこれから進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ぜひ引き続き、入倉さんからはそうした、また高所からひとつご指導いただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) あまり筋の通った話ができなくて申し訳ありませんけれども、実際の焼却炉メーカー言いなりの価格で支出が交わされた上に、より一層複雑化した焼却炉建設の運営を管理するためには、専門の職員を抱えたメーカー系列の管理会社に頼るしかない。今の阿賀町の広域化と同じなんですよね。それで高額の維持管理費を長期間払い続けなければならず、厳しい地方財政にさらに追い打ちをかけるような状態になっていると、そういうことにならないように、また、結局その焼却炉の管理ですよね。皆その管理会社に任せてしまうと向こうの言いなりになって、結局、故障したときも、この報告書によると、何が原因で修繕になったかというのをうやむやにされたままで各町から金を出させて、20年間という管理を委託されているわけですけれども、その間にどれだけの町の財政が負担になるか。また、燃えるごみ処理の事業経費とごみ処理施設改良費、これは中間処理施設がほとんど8割払うらしいですよ。それだけ中間処理というのは金がかかるので、その辺のところも含めて、やっぱり3市町で十分な目を配っていかないと、業者の言いなりになって本当に大変な町の財政負担につながると思いますので、その辺のところも十分考慮して対応していただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今の建設は、建設後の運営も含めた中で業者選定をして契約をしているところでございますけれども、しっかり今言うように、ある意味でそうした面で整備をするところがまた運営も担っていくわけですから、ある意味で責任もあるわけでございますけれども、しっかりとしたやっぱりそうしたメンテといいますか、機器を安定稼働していくというようなところは極めて大事なところでありますので、そこには、我々構成する阿賀町としてもしっかり目配りしながら、意見も申し上げながら、皆さんの期待に応えられるような、運営をするように私も関与していきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) 同じことの繰り返しになりますけれども、サーマルリサイクル、発電ですよね。これは、自治体は少なからず影響を受けることになると。ごみ発電事業は、ごみを燃料とするためむやみにごみ焼却量を削減できない。むやみにごみ焼却量を削減できないこのごみ発電事業に、収益の財源の一部として自治体にとっては発電量の減少が大きな痛手になると、そういうことがあるんですよね。だから、今回カーボンニュートラルも言われている中で、二酸化炭素の抑制も含めて、本当にもちろんごみの減量というのは慎重な課題だと思います。 これはまだ2050年、国のほうでは目標を定めていますけれども、結局今までこの発電をやって努力してきたのが、自治体の取組が無駄にならないように、そういうのも含めて、本当にサーマルリサイクルから段階的に脱却に転換できるような取組をしていかなければ駄目だと思うんですけれども、ずっとこの、やっと建設もできないのにこの話をするのもちょっと恐縮なんですけれども、事前に前もってどのような町として取り組みされていかれるかどうかちょっと聞きたかったので、今日質問してみました。 ちょっと質問にならなかったけれども、町長は町としてちょっとどういうふうなあれだか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここ、発電、やはり焼却から発電というのは、近隣でもなかなかない中でございますし、今言ったいろんな懸念があるんだというようなところもお聞きしましたけれども、発電するのが目的、売電するのが目的でありませんから、余剰電力をむしろそうした形の中で売電しながら、そこで運営費といいますか、かかるところに充てていこうというふうな発想でありますから、これ何が何でも売電するために燃やそうとか、そういう意思は全くないはずでございますし、今入倉議員さんからお話しいただいたことをしっかり私ども共有しながら進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) いやそれはそうだと思うんですよ。それは、ただそのメーカーの人が結局熱、リサイクル、回収するためにそういうことをやってきただけで、本来はそうじゃないんだけれども、高額な焼却炉を売り込むためにそういうことはやってきたということは皆さん、ニュースなんかではよく言われているんですけれども、本来はごみ焼却なんです。ただ政府の政策が、燃やして、何でも燃やして発電やればいいということだったんだけれども、今回聞いて、政策を、方針を切り替えたわけじゃないですか。だから、ちょうどたまたま阿賀町は、ちょうど境目にそういうのを造ろうとしているものだから、今後、町としてはどういうふうな取組をするかなと。そういう観点からちょっとお聞きしたわけです。 じゃ、これで私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、8番、入倉政盛君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、明日は一般質問の終わっていない方から行います。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会といたします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時48分...